港区第二青南保育室
表参道
食育取組み行事できごと
2023.01.19
平和ってなんだろう?
港区第二青南保育室
表参道
施設形態:保育園
エリア:港区
2023.08.14
こんにちは第二青南保育室です!
8月のSDGsでは平和と戦争をテーマに行いました。
まず絵本からイメージを膨らませてみることにしました。
8月9日長崎に原爆が落とされた日に合わせて活動を行い、
「昔むかし、みんなが生れるずっと前の1945年8月15日まで日本も他の国と戦争をしていたんだよ」と話しました。
戦争という言葉から子どもたちが連想した言葉の多くに「ロシア」や「ウクライナ」がありました。
恐らくどこか遠い国で起こっていることのように認識している子どもも多くいるように思います。
1945年8月6日には広島県に、そして9日には長崎県に原爆が落とされ、たくさんの人が亡くなったことを話しました。
また原爆が投下されたのは世界で唯一日本だけで、原爆はとっても力の強い爆弾であること、この原爆によって未だに苦しんでいる人がいることも話しました。
「戦争はたくさんの命を奪い、大切な家族や友だちと離れ離れになったり、住むところがなくなったり、ご飯が食べられなくなったり…とても辛くて悲しいことなんだよ」と話し、だから毎年8月15日にはもう戦争はしないこと、これから平和な日々が続きますようにと願う日であることを話しました。
そして子どもたちに問いかけました。
「どうすれば戦争はなくなると思う?」
子どもたちは「ご飯を少しわけてあげる」「困っている人がいたら助ける」
「けんかしないこと」などたくさん意見がでました。
そこで保育者は「お友だちとケンカしたときのことを思い出して?」と言い
「どんな気持ちだった?」と問うと「嫌な気持ち」「悲しい気持ち」と答えが返ってきて
「友だちとケンカしちゃったあと、仲直りできた?」と聞くと「したよ!」「ごめんねって言った」
子どもたちの保育園生活で例えると「お友だちとケンカして仲直りができずにずっと傷つけあっていることが戦争で、お友だちとケンカして叩いちゃったり、言葉で傷つけてしまったとしても、心から「ごめんなさい」と伝えること、そしてお友だちを大切にすることがとっても大事だね」と話をしました。
また平和についても話をしました。
絵本を読んで、平和について考えそれを絵に表現しました。
いつものSDGs活動のテーマに比べ難しい内容でありましたが、子どもたちなりに考え
それを言葉で伝えてくれたり、絵で表現したりすることができました。
私自身、毎年夏になると祖父母から戦争体験の話を聞いていたこと、
今でもそのときの話を覚えていて子どもたちにも共有しました。
戦争体験をした方々が少なくなっているからこそ、聞いたことを次の世代に伝えていくことの大切さを感じます。
明日8月15日の終戦記念日に合わせてぜひご家庭でも話をする機会を設けて頂けますと嬉しいです。
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