アソシエ祐天寺西保育園
祐天寺
取組みお知らせ
2023.07.14
SDGsの活動 ~みんなちがってみんないい~ 目標10「人と国の不平等をなくそう」
アソシエ祐天寺西保育園
祐天寺
取組みSDGs
施設形態:保育園
エリア:目黒区
2021.09.27
今回のSDGsは、10番の目標「人と国の不平等をなくそう」というテーマに活動を行いました。
オリンピックとパラリンピックのシンボルマークの意味をイラストを見て考えます。
シンボルマークの違いに気が付きました。
オリンピックは5つの大陸の団結を表すための五輪マーク。
世界地図を見ながら、「ヨーロッパ大陸」「アメリカ大陸」「アフリカ大陸」「アジア大陸」「オセアニア大陸」はどこにあるのか探しています。 パラリンピックのシンボルマークは、世界の国旗で最も多く使用されている色(赤・青・緑)を使って表現されており「困難なことがあっても諦めずに限界に挑戦し続ける」という意味があります。
改めて国旗を紹介する事で、「日本は赤だね」「ほんとだ、この国も赤が入っているね」と、国旗を見返す姿もありました。
写真を見ながらパラリンピックの競技についての紹介もしました。真剣に耳を傾ける子ども達。
そこで、ボールゴールやバレーボールの写真を見せながら、目が見えない人がなぜボールの場所がわかるのか、問いかけてみました。
目を瞑って考えます。目を閉じてみると、周りの音を聞こうと耳を働かせます。
集中して耳を働かせ音を聞く体験を通して、「わかった!音が鳴るボールだから場所がわかるんだ!」という、体験からの気付きもありました。
難聴の方のコミュニケーション手段として「口話」「表情」「手話」などの方法を紹介しました。 「おはようございます」「こんにちは」「よろしくお願いします」等の挨拶や、「世界中のこどもたちが」や「てのひらをたいように」の歌を手話をつけてをうたっています!
言葉を区切りながら手話の意味を説明していくと、子ども達はあっという間に覚え、最近では表情でも気持ちを表現し、歌う姿が見られるようになっていました。
誰もが住みやすい街を見つけに、園まわりの探索へ行きました。
ボタンを押してみたらどうなるのか…やってみます。「きっとピーって音がなるんじゃない?」「他の信号でも音が鳴るの聞いたことがあるよ」と話す姿がありました。
さぁ、耳を澄ませて…
目を閉じるといつもより音が良く聞こえる事を覚えていたようです。
目を閉じてみると、車の音もよく聞こえてきます。「あっ!!聞こえた!」
”とうりゃんせ”の音楽が聞こえてきました。
今回の活動を通し、見た目ではなく、みんな違っていても良いこと・誰もが住みやすい街になるにはどうしたらよいかを考えていきました。
普段歩きなれた道も、よく見てみると点字ブロックがあることに気が付いたり、信号機では、音楽が鳴ると新鮮な表情で耳を傾けたりする姿もありました。
また”何のためのものなのか”考えることで、「点字ブロックの上には物は置いたらいけないね」等と、”自分たちが何ができるか”と伝え合う姿もありました。
オリンピックに引き続きパラリンピックの紹介をする中で、言葉以外のコミュニケーション手段、人と人との繋がりの大切さ、また パラリンピックのシンボルマークの由来でもある「諦めず挑戦する」という心の成長にも繋げていきたいと思います。
また、今後は「困っている人がいたら助けてあげよう」と” 誰にでも優しくできる関係(社会)作り”にも活動を広げていきたいと考えています。
SDGsでは、2030年まで達成を目指す17の目標があります。今回は10番目の目標についてお話ししましたが、10番だけでなくその他の目標への繋がりもあります。
子ども達は目標のイラストを見ながら、「このマークはどういう意味?」と学び、考えようとする意欲があります。今後も、子どもたちの興味関心に合わせた活動を進めていきたいと思います。
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