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臨場感ある保育が子どもにもたらす効果とは?
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2018.08.10
こんにちは。
アソシエ広報です。
7月の末日に、第二青南保育室にてみにコンサートが開かれました。
演奏をしてくださったのは、プロとして活躍するお二方。
前日の帰りの会で、保育士が子ども達に向けて
「明日はコンサートがあるんだよ!!」
と伝えると、
「コンサートってなに!?」という声が。
「コンサートはね、普段ミュージックで使ってる楽器よりも、もっとすごい楽器が遊びに来るんだよ。」
保育士がそう話すと、
「どんな楽器がくるの!?」
と子どもたちは、明日の活動に対して期待をしている様子でした。
前日には、年長クラスの一室をコンサート会場のような雰囲気を作るために、保育士がカーテンを閉めて暗くしたり、椅子を撤去してマットを敷き詰め、音符の書いてある壁面を貼ったりなど、子ども達がよりその世界観に入り込めるような工夫が。
実は、これが保育をするうえで大切な「環境設定」なんですよね。
当日は、いつもと異なる保育室に、不安を感じる子どももいましたが、拍手と共に、演奏してくださる方々が登場すると、会場に歓声や拍手が沸き起こり、子ども達の気分も不安から期待へと変化していました。
バイオリンの音が鳴り始めると、今まで騒いでいた会場が「ぴたっ!」と静かになり、その音色に聴き入る子ども達。
「いいおとがするね」
「すごい…」
と生の演奏に心奪われる子が多くいました。
曲も、トトロの「さんぽ」や、ドラえもんのテーマ曲など子ども達の大好きな曲を10曲近く弾いてくださったので、口ずさんだり、友達同士で肩を組んで身体を揺らしたり…と楽しむ姿が見られました。
幕間には、演奏者さんから楽器についての説明があったり、自ら楽器に触れられる機会も設けられていて、選ばれた子が前に出て、実際楽器を持って鳴らすこともできて、体験を通して子どもは、
「バイオリンがあんなにおもいだなんて…びっくりした!」
「おおきなおとがでてびっくりしたけど、おもしろかった!」
子どもたちなりに感動しながら、様々な発見があったようです。
あっという間の1時間弱でしたが、子ども達はまだまだ、音楽を聴いていたいような感じでした。
演奏者の方から、最後に
「お兄さんがバイオリンを弾くきっかけになったのは、通っていた保育園にバイオリニストが来て、今日みたいにコンサートを開いてくれたのがきっかけだったんだ。小さい時にこうした楽器に触れて、更に興味を持ってくれたら嬉しい。」
と話されていました。
コンサートが終わった後の、自由時間は、
紙でバイオリンを作って奏でてみたり、室内にあるピアノに興味を持ち弾いたり、更には、クレヨン等でコンサートの風景を紙に描いたりなど…余韻に浸ったり、模倣遊びをしている子が多くいました。
それくらい心に残るコンサートだったのかもしれませんね。
幼児期に、こうした「生」の体験をすることはとても大切で、こうした活動を積み重ねていくことで子どもの持つ能力をさらに広げ高めていけるようになります。
アソシエでは、大人の価値観を押し付けず、子どもの「今これをやりたい!」という気持ちを大切にした上で、幼児期に様々なカリキュラムを取り入れ、子どもの可能性を育てる保育を行っています。