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いのちのはなし~おたまじゃくしの成長~

港区第二青南保育室

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施設形態:保育園

エリア:港区

2023.06.19

こんにちは港区第二青南保育室です。

現在、第二青南保育室ではおたまじゃくしの飼育をしています。

今回のブログではおたまじゃくしの卵との出会いからカエルへと成長していく過程について、

その中での子どもたちの気づきや学びと共に書いていこうと思います。

3月末のある日、散歩道でおたまじゃくしの卵を見つけました。

この日の前日は大雨が降っていて、道の至る所に水たまりができていました。

そのなかの1つに卵を発見しました。

保育園へ連れて帰り、卵が孵化する過程を観察し、

5日後には小さな小さなおたまじゃくしが水槽の中を泳ぎ始めました。

新学期が始まりほとんどの卵が孵化し、おたまじゃくしとなりました。

4歳児クラスでは保育室でおたまじゃくしを育てることにしました。

朝登園する子どもたちは「おはようございます!」と元気に保育室に入り、

お友だちや先生にご挨拶、そしておたまじゃくしに

「おーい!おたまじゃくしさんたち、きょうもげんき?」

「そろそろごはんのじかんだねー」とお当番さんが毎日エサやりもしてくれました。

おたまじゃくしの餌やりと水槽の掃除は毎日のルーティーンとなり、保育者が水槽掃除を始めると

自然と子どもたちが集まり、「おおきくなってるね」「ごはん、ちゃんとたべてるかな?」

とおたまじゃくしの成長を楽しみにする毎日でした。

4月中旬、おたまじゃくしに足が生えてきました。

子どもたちとの会話の中でもですが、保護者の方々も「足が生えてきたね、先生!」と声をかけて下さることが増え、送迎時には水槽を見て会話をされる姿も多くなりおたまじゃくしの成長に関心を持ち、会話の中にたくさん出てくることをとても嬉しく思えた瞬間でした。

4歳児クラスでは成長過程を絵に描きました。

↑足が生えてきた様子を描いたもの

そして迎えたゴールデンウィーク

数日間ほど保育園を空けている間に、恐らく気温の高さによって4歳児クラスで飼っていたおたまじゃくしが死んでしまいました。

餌の準備など子どもたちと考えながら休みの間をどうするか話し合っていたのですが、暑さのことまで考えることができていませんでした。

連休明け、「おたまじゃくし、元気だった?」と登園する子どもたち。

けれどおたまじゃくしはいない…。

お集まりの時間に子どもたちに死んでしまったことを話しました。

子どもたちもとても悲しみ、涙を流す子どももいました。

「これからどうしよっか?」と保育者が聞くと

「カエルになるまで育てたい」子どもたちの想いは同じでした。

玄関で飼っていたおたまじゃくしを分けてもらい再び飼育開始。

子どもたちは今まで以上に大切に育てました。

5月中旬、手も生えたおたまじゃくしはカエルになり旅立ちました。

「ありがとう、またあおうね」

そういって自然へ返す子どもたち。

「さみしいけど、うれしい」ほんとその言葉の通りの気持ちでした。

6月上旬のある日の散歩からの帰り道、保育園の門の側で

ピョーン

何かが飛びました。よーく見ると…

旅立ったカエルが会いにきてくれました!!!

「げんきだよーみんなはげんき?」って来たのかな?

と子どもたち。

とっても心が温かくなり、嬉しい瞬間でした。

6月10日の時の記念日にはおたまじゃくしと過ごした3か月を忘れないようにと想いを込めて

かえるの時計を作りました。

偶然見つけた卵からこんなにもいろいろな経験や学びへと繋がることができたことをとても幸せに思います。

保育園に残るおたまじゃくしはあと数匹となりました。

最後の1匹が元気に旅立つまで大切に育てていきます。

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