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子どもの楽しいを引きださせる夏祭りの作り方とは?
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2018.07.13
こんにちは。
アソシエインターナショナルです。
突然ですが、皆さんにとって夏の風物詩といえば何をイメージするでしょうか?
大体の方が、「花火」「夏祭り」などを想像したと思います。
港区にある第二青南保育室は、開園4年目を迎え、今年から夏祭りを開催することになりました。
6月に入ると、夏祭りに装飾する制作物の準備に取り掛かりました。
各クラスに共通したテーマは、提灯で、
2歳は、絵の具を付けたビー玉を転がして描きました。
3歳は、和紙と絵の具を利用した染紙の活動を。
和紙に絵の具をつけ、滲む様子をじっとみていると…
広げた瞬間に、紙が染まっているのを見て、「わぁ!!!すごい!!」と満足した様子でした。
4・5歳児は、ガーランドと団扇も作りました。
子ども達が自分の好きな色の団扇の形の画用紙を選んで、「夏」にちなんだものを描きました。
「スイカ」「かき氷」「ソーダー水」など、見ているだけで涼むようなデザインが多かったです。
ガーランドに団扇に…とてもお祭りらしく賑やかな感じですね。
提灯は、好きなシールを貼ってデザインしてありました。
シールが沢山貼ってあり、こちらも賑やかな夏らしい提灯が完成していました。
廊下には、保育士が夏祭りをイメージした壁面が。
お花紙で作られたこの壁面は、花火とのこと。
その横には、色とりどりのハッピも飾られていてました。
この手・足のスタンプで作られた花火は、乳児クラスの子どもたちの制作です。
花火の真ん中が、手や足の形のスタンプが押されています。
ちいさな形が、また愛らしいですね。
保育室や廊下が少ずつお祭りの仕様になっていくと、子ども達からは、
「先生!!もうすぐなつまつりだね!!」
と嬉しそうな声が聞こえてくるようになりました。
すべての制作の案は、保育士さんが一から考えたものです。
子ども達の、嬉しそうな反応を見ると保育士さんの自信にもつながりますよね。
さて、話は変わりますが、皆さんは、どうして夏に盆踊りを行うのか知っていますか?
一説には、死者の霊を弔うという意味もあるそうです。
子ども達に対して、ただ踊るだけではなく、踊ることの裏にある意味もしっかり教えていくことが、「次世代への継承」という意味を込めて大切なんですよね。
今年は、子どもに人気のある「アンパンマン音頭」「もったいないばあさん音頭」の2つを用意しました。
練習も、普段の保育の時間から、夕方の合同保育を利用して何回も練習を重ねています。
最近では、音楽が流れると、子ども達が自然に寄ってきて、完璧にマスターした踊りを見せてくれるようにもなりました。
中には、まだまだ踊ることに不安を感じている子もいるのですが、そうした子がいると、側に行き「こうして踊るんだよ」と優しく教える姿も見られ子ども同士が行事を通して繋がりを深めているのを感じます。
また、今回の夏祭りは、子どもだけが楽しめる内容ではなく、大人も一緒に楽しめるような内容になっています。
大きな段ボールを使ったボール投げゲーム。このゲームも保育士が何度も集まって、大人も子どもも楽しめるようなゲームにはどのような種類があるのか意見を出し合って、決めました。
保護者支援という言葉がありますが、現代は長時間保育の家庭が多く、親子が一緒に過ごせる時間が減っていますよね。
しかし、こうした一緒に楽しめる時間や場所を保育園側が設定をして、より親子の絆を深めていってほしい…そういった願いも行事には込められています
保育園は毎年子どもが、新入したり卒園したりなどで入れ替わります。
今いる子ども達だけでの夏祭りは、今年しか見られません。
だからこそ、子ども達のためにも、その成長を楽しみにしている保護者の方のためにも…保育士は日々、試行錯誤しながらカリキュラムを組んでいます。
玄関には、保育士が、夏祭りをより楽しんでもらおうと、お手製の提灯が飾られていました。
朝の受け入れで、泣いている子もこの提灯を見ると、泣き止み保護者の方々と別れられるそうです。
こうした仕掛けを作るのも保育士の技の一つですね。