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戸外遊びの大切さ、知っていますか?
- 保育内容
2019.01.08
こんにちは。
新しい年が明けて、早くも1週間が経ちました。
アソシエの保育園に通う子ども達も、元気いっぱいに園舎横のグランドで走り回っています。
「せんせい!おにごっこしようよ!」
「あっちのかべから、よ~いどん!しよう!!!」
グランドに到着すると、そう声をかけてくる子ども達。
「よ~し!」
と一緒になって走り回るものの…
20分が限界で、さっきまで子ども達と、
「寒い!寒い!寒い!」
と叫んでいたのにも関わらず…汗だく。
しかし!子どもは本当に体力が凄くて、私が座りながら体力が回復するのを待っている横で、30分近く走ったり、飛び跳ねたりを楽しんでいました。
グランド横には、森と言われる林があるのですが、冬を迎え木々の葉は枯れ、あたり一面に落ち葉が…。
男性保育士のSさんが、子ども達を集めて
「落ち葉の上をたくさん歩いてみよう!カサカサ、ガサガサ、ザッザッ、バリバリ…
フワフワした落ち葉もあるね。」
と子ども達に言いながら歩いていました。
今の時期は、表面は乾燥している落ち葉ですが、落ち葉の更に下は、湿った落ち葉も沢山。
しかも、温かいからか、地面から湯気も出ていてそれもまた不思議な現象です。
耳で聞いて、手で触って、いろんな感覚を使っておもいっきり楽しむことで、五感を育てることができます。
幼児クラスの子ども達が、小さなクラスの子ども達が騒いでいる様子に気づいて、近くに寄ってきました。
S先生が
「ばさぁ~!!」
と子ども達に落ち葉をかけると、
「きゃ~!!」
と騒ぎまわる子ども達。
何度か繰り返すと、子ども達に変化が。
「ねぇ、いいにおいしない?」
「ほんとうだ。」
なんの匂いでしょうか?
実は、葉っぱの匂いなんですね。
乾いた葉っぱからは匂いは発生しないのですが、かき集められた時に、乾いた葉の下に眠っていた湿った葉が出てきたのでしょう。
その香りに気づいたようです。
子ども達って、些細な変化にも敏感に気づくんだなぁ…と感じました。
4・5歳児はというと…グラウンドでリレーをして楽しんでいます。
「うであげて!」
「あしをあげて!」
と走り方のコツを伝える5歳児さん。
その言葉を聞いて、その通りに走ろうと頑張る4歳児。
こうした関わりが見られるのも残り2か月。
4歳児は、ここで教わったものを継承していくのでしょう。
子ども同士で、遊びを通して受け継がれていく姿
大切にしていきたいですね。
「せんせい~つかれた!!!」
と言いながらも…
また、走り出す子ども達。
本当に体力がありますね。
自然の中で子どもたち自身が遊びを創造し、工夫し、室内だけの遊びとは違った
「匂い・質感・感触・味・色・温度・喜び・楽しさ」
など様々な感覚を養うことが出来ます。
また、ゲームやテレビなどとは異なり子どもたち自身で遊ぶものや遊び方を決め、限られた
物でいかに楽しく遊ぶかなどを考える想像力や発想力が鍛えられます。
例えば、リレーをしたいけれどバトンがない。そんなとき、子どもたちは、自分たちで考えて
「なわとびをバトンにしよう!」
などと工夫をします。楽しむために懸命になって発想力を働かせるのです。
遊び場を分け合い協力しながら遊ぶことでコミュニケーション能力を高めることも
できます。
寒くなると、戸外で過ごす時間は減り、園内で過ごしがちになりますが、やっぱり外遊びは大切。
大人も子どもも身体を動かして、「強い身体」を作っていきたいですね。