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野菜って良い匂い。
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2018.11.23
こんにちは。
アソシエ広報です。
今回は、2歳児クラスの「食育指導」に参加してきました。
前回は、3歳児に向けての食育でしたが、今回は2歳児という事で、どのくらい興味や関心を引き出すことが出来るのか?そんな思いを抱きながら、参加させていただきました。
栄養士の先生が、食材を折り紙を折って表現した(実際に栄養士さんが折ったそうです)ボードを用意し、子ども達の前に出すと、
「あっ、○○!」
「あの○○食べたことある。」
など、興味津々の様子。
「この食べ物、名前知ってる?」
自分の知っている食材を思い思いに言葉で伝える子。
色が似ているからか、形は違うけれど、知ってることを訴える子ども達…
頭の中にある引出しから全部出して、知っている言葉を使い一生懸命に訴える姿をみて、2歳児らしいなぁ…と感じました。
春夏秋冬で食材も変化していくことを、ボードを使いながら、わかりやすく説明してもらい、子ども達は「食材」に対して意識が高まったのではないか?と感じました。
その後は、本物の食材が子ども達の前に。
「早く触ってみたい!」
そんな思いが、子ども達の表情からあふれ出ていました。
一つ一つ食材の説明を受けて、いざ実践。
子ども達に大人気だったのは、ダントツで「しいたけ」。
「しいたけ」って、子どもの苦手な食べ物で上位に上がるくらいの食材なのですが、子どもが触りたい食材では、人気なんですよね。
3歳児に食材を見せた時も子ども達には大人気でした。
しいたけの触り心地や、あの独特の形に惹かれる部分があるのかもしれませんね。
2歳児の男の子は、担任の先生曰く、しいたけ類は苦手のようですが、ずっとしいたけを握ってその感触を楽しんでいました。
2歳児と3歳児で違うのは、その後の反応。
3歳児は、食材に興味を持ち、「苦手だったけど食べてみよう!」とするのですが、2歳児は、今まで目の前にあった野菜が、調理して出てきても3歳児と違い、「=(イコール)」で結びつかない子が多く、「苦手なものは断固として拒否!」する様子に、数字で見れば1歳しか違わないのに、1年はこんなにも差があるんだなぁ…と子どもの成長発達を改めて感じました。
その後の、遊びの展開にも変化がありました。
皆さんは、模倣遊びという言葉をご存知でしょうか?
この「模倣遊び」は、子どもが体験したことを、真似ることで自身がその体験を「学び」として取り入れていくのに必要な遊びです。
その模倣の仕方も年齢によって様々。
2歳児は、部屋にあるおままごとのおもちゃで、食材に似たものを、栄養士さんのもってきたように籠に入れて、「いらっしゃいませー!」とごっこ遊びが展開されていました。
反対に、3歳児は、紙にクレヨンで食材を描いたり、粘土で食材を作って、その作品を見せ合い、「これは、〇〇なんだよね。」などの会話を通して、共感しあう姿が見られました。
食育は、食の大切さを学ぶ大切な時間。
しかし、それだけではなく、その後の展開や子どもの遊びに注目することも大切で、そこに目を向けることが、保育士の専門性を更に高められることを学びました。
ありがとうございました。