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お口の健康を守るのも看護師の仕事です。
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2018.11.19
こんにちは。
アソシエの広報です。
今回は、前回「看護師さんの密着」でお世話になった、看護師の高梨さんが3歳児を対象に「お口のケア集会」を園医の先生と行うということで、お邪魔しました。
・なぜ、今回「お口のケア集会」を行おうと思ったのでしょうか?
「保護者の方々から、『歯みがきをおこなってほしい。』と以前、要望があったのですが、保育園で歯みがきをすることが難しいため、今回子ども達を対象として、食後の口の中はどのようになっているのか?どうしていくのがいいのか?を伝えていきたいと思ったのがきっかけです。」
・第二青南では、子ども全体に食後は、お水を飲ませるようにしていますよね?やはり歯みがきの代用として行っているのでしょうか?
「食後さっぱりさせるために、お水を飲むように声を掛けたりしています。0・1・2歳児は、ぶくぶくうがいが出来ないので、お水を飲むことでうがいの代用になっていると考えることも出来ますね。」
今回は、3歳児が対象ということで、クラスにて先ずは園医の歯科医からDVDを観ながら「歯」についてのお話を。
ただ観るだけのDVDではなく、子ども達に対して問いかるような内容だったので、その都度、映像に合わせて反応し、共感することで理解を深めているように感じました。
DVDを観終わると今度は、先生がケチャップついた皿を2枚。
Aは、ケチャップがついて数時間経過したもの。
Bは、ケチャップがついてすぐのもの。
を用意し、どちらが汚れが落ちやすいか?を子ども達に問いかけていました。
Aが落ちやすいと思う子、Bが落ちやすいと思う子それぞれ代表者を選んで、実際に歯ブラシを使ってゴシゴシ…。
実際に体験してみると、Aの皿よりもBの方が汚れが落ちやすいことがわかり、歯に置き換えても同じことが言えて、食べたらすぐに「うがい」か「歯磨き」をしないと虫歯になりやすく、歯にも汚れが付きやすいと体験を通して、理解を深めている様子でした。
最後は、歯科衛生士さんのもとで、ぶくぶくうがいの実践。
うがいのコツ
・お水を口に含んで、右・左に水を移動する。
・心の中で10秒数えながらうがいをする。
専門の方から直々に教えてもらい、コツを活かしながらうがいを。
また、普段から慣れている子ども達は、上手にうがいをしていて、衛生士さんに
「その、ぐちゅぐちゅの仕方は、ばい菌をやつけられるよ。すごい上手だねぇ。」
と声をかけられ、嬉しそうでした。
出来ていることを、抽象的に褒めるのではなく、具体的に褒めることは、子ども自身が何に対して褒められているのかが理解できるので、育ちの部分で非常に大切ですよね。
歯の模型も出してもらい、こちらも実際に触りながら、歯がどのような構造になっているのかを歯科医の先生に教えてもらっていました。
今、生えている歯の下に、大人の歯が隠れていることを聞くと…
「えぇぇぇぇぇ!!!」とその構造に不思議がる子ども達。
「はやくあってみたい!」と心待ちにしている子も多数いました。
うがいをした後の歯を、得意げに見せる子も。
「きれいにできたね。」
と褒められて嬉しそう。
ここでもしっかり、認められ体験ですね。
最後は、先生から「歯」の形をしたケースをプレゼントしてもらい、子ども達は大喜び。
今回の「お口のケア集会」は、実践することが多く、こうした「体験型の保育」は、子どもの理解力を深め、更には発育にも良い作用をもたらします。
この日の給食後は、いつも以上に鏡に向かって、うがいをする子が多く、集会で学んだことを実践しようとする姿が見受けられました。
最後に、今回の集会を通して、保育士に学び取ってほしいことを看護師にインタビューしました。
・看護師の視点から、今後職員に対して意識をしていってほしいことはありますか?
「1年に2回行っている歯科のケア集会なのですが、子ども達には定番になっていて、前回の話を覚えていてくれている子が多いです。それだけ興味がある内容だと私は認識していますので、現場で働く保育士さんたちも子ども達に対して、歯磨きと同じくらいの効果がある『ぶくぶくうがい』をこれからもしっかりするように声をかけていっていただきたいです。」
大人が進んで行動することで、子どもの意識も変わってくると思います。
「継続は力なり。」
是非とも、保育士が意識して、子ども達にうがいの大切さを訴え続けていただきたいです。