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運動遊びと心の健康について学ぶ。
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2018.11.06
こんにちは。
アソシエ広報です。
晩秋を迎え、朝晩ひえこみが厳しくなってきましたね。
そんな季節だからこそ、身体の中から鍛えるのは大切なこと。
アクテビティの「運動」の時間にお邪魔してきました。
この日は、おしりの体操からスタート。
おしりと腰のひねりだけで前進するだけなんですが、これが大人でもキツい。
子ども達も、先生から「手を使わないで!」という約束を守り、おしりだけの力を使い前進しようと頑張っていました。
終わるころにはじっとり汗が。
ウォーミングアップを済ませ、先生が工技台を組み合わせるとあっという間に、滑り台が。
今回は、滑る台を反対のぼりをし、足の力を鍛えるのがテーマ。
手を使っても良いのですが、なるべく使わないようにして足に踏ん張りを入れて登る。
子どもたちの中には、最初こそ怖くて手を使うものの、2回3回と繰り返すうちに、足の力だけで登れるように…。
最後にジャンプをし、着地をする部分で更に脚力を鍛えます。
傍から見れば、坂を上りジャンプするだけに見えるのですが、実は身体の様々な作用を育てているのですね。
次は、マットを使った指導を。
先ずは、「転がす」。
子ども達は、丸いものを転がす概念は理解しているので、その名の通り転がしていましたが、
次の「押す」。という動作には苦戦していた様子。
「転がす」と「押す」は全く別物だとは分かってはいるのですが、丸まったマットを前に、転がしてしまう子が多くいました。
しかし、何度か押す体験を重ねるうちに、いつの間にか子ども自身が体験を通して学習し、「押す・転がす」を言葉一つで切り替えて対応する姿が見られました。
ちなみに、このマットを「押す」という運動には、脚力を鍛え、更に走るときの姿勢と、スタートダッシュを養うことができるそうです。押すという動作には、こうした要素が含まれているなんてびっくりです。
そして、最後はマットを押したり、叩いたりして倒す遊びを。
「手加減せずに!好きなように!」
と先生から、言われると、本当に手加減しない子は、ものすごい勢いで体当たりするのですが、普段から色々なことに対して、気持ちが控えめな子は、この時も、控えめに…。
子どもたちの個性が見られた瞬間でした。
ここで先生から、このマット倒しが子どもの「情緒」を落ち着かせる作用がある事を教えてもらいました。実際に、10分間子ども達にこのマット倒しをクラスで行った結果、その後1時間近く子ども達が室内で騒いだり大声を出すことなく過ごせていたとか…。
最近は、外遊びの時間だけでは気持ちの安定を図ることが難しくなってきている子どもたちが多くいます。かと言って、室内でどのように働きかければ、子どもの情緒を落ち着かせられるのかが分からない保育士も多いです。
しかし、専門的な分野の先生が、保育士にこうした知識を授けることで、クラス運営を円滑にしていく事ができるのだろうな…とも感じました。
今回も、先生から学ぶことは多く、私自身も現場に入ることがあるので子どもと一緒に楽しみながら、体幹を鍛えていきたいと感じました。
体幹を鍛えることは、心の健康にも繋がります。
アクテビティで学んだことを先生たちが保育に活かすことで、子どもの持つ力を更に育てることができるのかもしれませんね。
今回も目からうろこな知識を私自身学ぶことができました。