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冬の始まりの公園は宝物がいっぱい
- 保育内容
2021.12.15
こんにちは!アソシエ採用広報担当です。
保育園の子どもたちは日々の保育の中で元気にお散歩にでかけています。
戸外から帰ってくると「せんせい!こんなのみつけたよ!」「みてみて!」と葉っぱや木の実を拾っては嬉しそうに見せてくれます。今回は、自然物を使って完成した作品を通して子どもたちが育った姿をテーマにしてみました。
冬の始まりの公園は宝物がいっぱい
冬の始まりの公園は、木の実や色づいた葉っぱがたくさん落ちています。子どもたちは両手いっぱいに拾ってポケットに入れたり、ポケットがない子は先生に袋をもらってその中に大切そうにしまっていました。
「園に持ち帰ってどうしようか?」そう声を子どもたちにかけると、「(いえに)もってかえる!」「(いえに)かざる!」と口々に答えていました。「家に持ってかえるだけではなくて、みんなで拾ったこの素材で作品を作ってみよう!」と提案すると、子どもたちは目を輝かせながら「うん!!」と言い、帰りの道のりも「なにをつくるのかな?」「たのしみだね!」と期待に胸を膨らませていました。普段は「まだあそびたい!」と公園からなかなか帰りたがらない子どもたちも、この日は園に帰ると面白いことが待っているかもしれないという期待を持ち、「はやくかえろう!」と足取りも軽やかでいつも以上にスムーズでした。
子どもたちと先生が力を合わせた作品作り
園に帰宅すると、みんなで拾ってきた「木の枝」「木の実」をだして、いざ作業開始。
今回使用するのはボンドでも接着剤でもなく、グルーガンという道具。プラスチックの棒を差し込むと、それが溶けて接着剤のようになるのですが、初めて見た子どもたちは「わぁ!すごい!」と興味津々。
木の枝を一つ一つ重ね、まずは土台作り。「どんな作品にしようか?」予めこんな感じの物を作りたいとイメージはあったそうですが、子どもたちと共同作業をする中でイメージがより強まり、とても素敵な作品が誕生しました。
「グルーガンをつかってみたい!」そんな言葉も子どもたちから出てきたので、興味を持ったことなのだから、危なくない範囲で子どもたちに体験させてみよう!となり保育士が側について手を添えながら、グルーガンを初めて使う子どもたち。先生の話をしっかり聞きながら順番にグルーガン体験をしていました。みんなで作った木のおうちが完成すると、みんなで決めた目標が達成したことに「やったー!」と歓喜していました。4歳児になると個人で目標を決めて達成することも大切ですが、みんなで目標を決めて達成することも年長クラスに向けてとても大切になってきます。
自分たちで作ったものだから大切にしたい
何処に飾るか?みんなで話し合いをし、「みんなに見てもらいたいから廊下に飾ろう!」となったそうです。先生と数人の子どもたちで慎重に廊下へ運び、先生が「こわれやすいのでさわらないでね」と一文書いて置いたそうです。クラスの子どもたちにはその旨を伝えてなかったのですが、なんと子どもたちが先生の書いた文章を読んだのか「さわるのはやめようね!」や小さなクラスの子どもたちに「さわらないんだよ!」と優しく教える姿も見られたとか。
自分たちで一生懸命作ったからこそ「大切にしたい」そんな気持ちが芽生えたのではないでしょうか?言葉で「大切に!」と言っても経験がない子どもたちは、どのように大切にしたら良いのかがわかりません。ですが、今回のように「自分たちで協力して作ったから大切にしたい。」経験を通して「大切」を学んだのではないか?と先生は話していました。
集団生活をする中で個と個がぶつかってトラブルになることも確かにあります。しかし、個と個が協力しあって「新しい力」や「(人への)思い」を生み出すこともあります。保育園という場が子どもたちにとって、とても大切な場所であることを感じ、このようなきっかけをつくる保育士の先生の存在は大きいと感じました。
取材にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!