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自然体験学習をおこないました!
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2021.11.12
こんにちは!アソシエ採用広報です。
東京都あきる野市のNPO法人の方々がアソシエの保育園で自然体験学習をしてくださると聞いて取材に向かいました!
本物に触れる体験を
前日に自然体験学習が行われることを聞いていた子どもたちは、この日は朝からソワソワ。
体験学習で指導してくださるスタッフの方々が到着し、木を運んだり、野菜をリヤカーにのせて運んでくるとソワソワが期待に変わり、「何が始まるんだろう…」と目を輝かせていました。
まずは、大きな「ヒノキ」をのこぎりで切る作業。1チーム6名で、木を切る子と、丸太を押さえる子で分かれました。のこぎりを使うことが初めての子もいて苦戦していた様子ですが、「引くと切れる」のしくみを理解すると一生懸命のこぎりを引いて木を切っていました。細い木でも切るのが大変で「こんなにがんばってもきれない!!!」と悔しがる子も中にはいましたが、そっと係の方が手を添えて一緒に切ってくれて、切り終えた時には「やったー!!!」と声を上げて満足気な表情を見せてくれました。また一つ自己肯定感が高まった瞬間だったでしょうね。木を切ることだけでなく、切っている間は木の屑がとてもいい香りで、その香りに釣られて小さなクラスのお友達も見学しに来ました。小さい子が欲しがっている様子を見て、年長児の子どもが「ぼくがきるよ!」と、覚えたばかりののこぎりの切り方を披露。子どもたちからも「すごーい!」という声が聞こえていきました。切り終えたばかりの木を年長の子どもたちからもらい嬉しそうな小さなクラスの子どもたち。切りたての木の匂いを嗅いで「いいにおいだねー」と嬉しそうでした。
木を切り終えると次は前日に自分たちで作ったバッグに野菜が買える通貨を入れて、八百屋さんに出発です!
葉の長い人参や見たことのない大きなかぼちゃ。そして、聞いたことのない野菜たちを目の前に、野菜が好きな子も、普段は野菜が苦手な子どもも「どんなあじがするんだろう…」と期待に胸を膨らませていました。自分が目星をつけた野菜を購入するものの、お金がなくて他の物が買えずに悩んでいると、他の子が「ぼくのあげるよ!」と通貨をあげる姿も。
困っている人がいることに気づき、自分の大切なものを差し出す勇気と優しさって素晴らしなぁ…と思いました。と同時に、この保育園ではみんなが助け合っているからこそ自然とこのような姿が見えたのだろうと普段の保育力の高さも感じました。最後は野菜もたたき売り状態で、両手いっぱいに野菜を抱えて嬉しそうな子どもたち。「こんなにかったよ!」「これは、きくいもっていうんだって!このままたべられるんだって!」など自分が知った情報を沢山教えてくれました。
都会の保育園ではなかなか体験できない「木を切る」や「知らない種類の野菜を見る」機会など、約2時間と短いい時間でしたが子どもたちは色々なことを学んだようです。翌日、購入した野菜をどうしたのか?と聞いてみると、「ママにかれーつくってもらった!」「さらだにしてたべた!」など採れたての野菜を美味しく食べたことを教えてくれました。保護者の方からも、「コロナ禍でどこにも連れていくことができないから、こうした機会を保育園で設けてくれたことが嬉しいです。」や、「自分で購入したからこそ普段食べない野菜を美味しく食べている姿に、こうした学習は大切なんだと感じました。」などのお言葉をいただきました。
最後に園長先生からは
「都会では自然学習をする場所が無いので、交流という形で今回のような学習体験ができて、大変感謝しています。子どもたちも、スタッフの皆さんに教えてもらったことを今回参加できなかったクラスの子どもたちに教える姿も見られました。大人からの継承ではなく、子ども同士でのこうした継承ってすごくいいですよね。子どもの未来を育てるイベント、来年度もぜひこうした体験型の学習をしてほしいと思います。」と話されていました。
コロナだからできないではなく、できることを考える。子どもたちにとっても今回の学習が心に残る時間となったようです。取材をさせていただきありがとうございました!