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夏祭りを開催しました◎
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2021.07.21
皆さんこんにちは!アソシエ採用広報担当です。
梅雨も明けて夏本番!!今年も各園で夏祭りが開催されています。今回は、アソシエ大橋保育園にて4・5歳児が主導の夏祭りを行うと聞き、参加してきました。
みんなで作り上げるからこそ「行事」の意味がある
大橋保育園では、「おまめDAY」という幼児クラスを中心とした異年齢児でのゲーム・ご飯を一緒に食べたり等の交流や、お互いの過ごし方を学び仲を深めていくという活動を日頃から行っているそうです。「行事」をいきなりするのではなく、「なぜ行うのか?」を狙いとして保育を行い、子どもたちが自発的に動けるような環境づくりをしているとのことでした。
実際に今回の夏祭りに参加して感じたのは、幼児クラスの子どもたちが先生たちの指示がなくても小さなクラスの子どもを先導して楽しませようとする姿が多く見られたことです。その活動をなぜ行うのか?を理解しているからこそなのでしょうね。
楽しい雰囲気を自ら作れば、より場を盛り上げることができる
お客さんとして子どもの活躍を見てみると、ボーリング屋さんの子どもたちが、遊びに来てくれた子どもたちをどのように楽しませれば良いのかを考えている様子が見られました。ただ盛り上げるだけでなく、環境の中に工夫がされていました。どのクラスの子どももピンが倒せるよう予めレーンが傾斜になっていて、ボールを転がすと必然的にピンが倒れるようになっていたのです!小さなクラスの子どもは、どんなに面白いゲームでも一度失敗してしまうとやる気が起きなくなってしまうことがあります。それをきちんと先生が子どもたちに教え、作る時に子どもたちからこの傾斜を作る案が出てきたそうです。転がすと必ず倒れることに、小さなクラスの子どもたちは、何処か満足気で嬉しそう…。この成功体験こそが、長い時間ゲームを楽しむということに繋がるのですよね。
お店屋さんで育つ「力」とは?
夏祭りのお店屋さんで育つ力とはどのような「力」でしょうか?「金魚すくい」では、呼び込みをする子、金魚のすくい方を教える子、すくった金魚をタオルで拭く子、渡す子など様々な役割のお店屋さんを展開していました。お互いのポジションを理解し、声を掛け合って連携を取っている姿も見られました。どの役割も1人でも欠ければたちまちチームは崩れます。社会で生きていく上で必要な「社会性」や「共同性」をお店屋さんを通して子どもたちは学べたのではないでしょうか。夏祭りをやり遂げた子どもたちは、「ヤッター!」「たのしかった〜!」などの声も聞こえ、「達成感」でいっぱいの表情が見受けられました。
(年長さんが「こうやってやるんだよ」と積極的に声をかけ手を添えてフォローしていました)
夏祭りを開催する上で何を大切にしてきたのか?を園長先生にインタビューしました!
「今年もコロナで保護者を招いての夏祭りはできないと思いました。大橋保育園では、異年齢児の関わり『おまめDAY』を設けているのですが、この延長に行事を持っていきたいという目標があったので、『子どもたちが子どもたちだけで楽しめる』をテーマに夏祭りを開催しました。
ここにあるお店屋さんは、ほとんどが子どもたちの手作りです。手作りだからこそ、お店一つ一つに思い入れがあり、子どもたちも自分ごととして捉えお店屋さんを展開していたように思います。コロナで行事を無くすこともできますが、私たちは子どもたちが行事を通して育つ力を守り、大切にしていかなければなりません。だからといって『させる』のではなく、子どもたちが心の底から『したい!』と思えるような行事を保育士がバックアップして実現させ、自己肯定感や達成感を高めることが幼児期には最も必要だと考えています。今回の夏祭りも、終えたあとの子どもたちの表情を見て職員一同『良かった。大成功だね!』なんて話をしていました。」
(夏祭りの雰囲気に馴染めない子の側について、安心できる言葉をかける園長先生。この後、一緒にボール遊びを楽しんでいました。)
夏祭り終了後に、園内を見学したのですが、乳児クラスの前には横断歩道が設置されていました。なぜ設置したのか伺ってみました。
「横断歩道、信号機を設置することで、『廊下は道路と一緒なんだよ』と道路での過ごし方を関連させたり、小さな子とぶつかったらどうなるのか?を想像させると自然とそこから『走ってはいけないんだ…』という意識に繋がって行くんです。『廊下を走らないで!』というのは簡単ですが、子どもに廊下はなぜ走ってはいけないのか?を考えさせることが大切なんですよね。」(信号を設置してからは子どもたちの意識が変化し、走ることも少なくなったそうです)
今回は、大橋保育園の夏祭りに参加させていただきました。子どもが自ら考え行動する「主体性」がしっかりと育つ環境であることや、園長・主任が普段から保育の現場に入り子どもたち一人ひとりの特性を理解し、何かあればさっとフォローに入る姿に先生同士のチームワークの良さを感じました。
アソシエ大橋保育園の皆様、ご協力いただきありがとうございました!