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保育環境を見直しました!-コーナー保育-
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2021.01.19
こんにちは!アソシエ採用広報担当です。
今回は、アソシエの保育室で保育の環境を見直すということで取材に行きました。保育環境を見直すことで、変更前・変更後で子どもたちにどのような変化が現れたのか?など職員の方にお話を伺いました!
保育の環境を見直すきっかけ
日々の保育の中で「子どもたちが玩具などで遊びこむことができない」という悩みを現場の先生たちが抱いており「子どもたちが何故遊びこむことができないのだろう」と考え、玩具が足りないのか?コーナー保育が上手く展開ができていないのか?と意見交換し、「もう一度遊びを考えてみよう!」となったことが環境を見直すきっかけだそうです。
「では、そもそもコーナー保育とはどのような事を指すのか?」
「保育の見直し方はどうしたら良い?」
という観点から職員自らコーナー保育を学び直し、2・3・4歳を中心に保育の環境づくりを開始しました。
コーナーは保育室に何箇所必要なのか?
コーナーを展開する上で、先ずは子どもたちがどんな玩具や環境を欲しがっているのか?を課題にあげ、子どもの遊びや行動を研究するところから始まりました。その上でコーナーは「ままごと」「クラフト(制作)」「机上」の3つのみの展開を基本として環境を構成していきました。
各年齢すべて一緒というわけでなく、おままごとを例に出して言えば、2歳児は見立てを中心に、3歳児は見立てから少しレベルが上がり、作ったものをバンダナに包んだりと手先の器用さを重視したものを、4歳児は変身ごっこができるように、衣装のラックにはカラーポリで作られた衣装がかかっていました。
各クラスを回らせて頂いたのですが、2歳はおままごとコーナーで先生と誕生会ごっこが繰り広げられ、木のグラスに赤いチェーリングを入れて「はい、りんごじゅーす!」とお友達に提供する姿も。3歳児は、おままごとも楽しんでいましたが、ひらがなが書かれているつみきとカエルを使って、ひらがなの文字を倒すというゲームを男の子中心に楽しんでいました。子どもたちがルールを自分で考えて実行する姿に、担任の先生は成長を感じたと話していました。
4歳児クラスは、前日にカプラで汽車を作ったようで、その汽車に小さなブロックでコアラやパンダを作り乗せていました。その遊んでいる姿を見て、クラフトコーナーにいた子どもたちが、廃材を使って動物を作り出して、色々なおもちゃを混ぜて小さな動物の世界を作り出していました。大人では考えられないようなイメージを展開する子どもたちに感動する場面でもありました。
今回、コーナー保育を展開してどのような変化が現れたか先生たちにインタビューしてみました!
2歳児担任
「コーナーを作るにあたって動線が大切なんだと感じました。今まではコーナーがなかったので、子どもたちが次から次へと遊びを移動し落ち着かないことが多かったのですが、コーナーを作ることで、集中して遊びに取り組んでいる子も見かけるようになりました。」
3歳児担任
「子どもたちが大好きだったと思い込んでいたおもちゃが実は、環境が整えられていないからそれでしか遊べていなかった事に気づきました。コーナーを作ることで、子どもたちが自分の世界を作り出し、遊びのルールなども考え展開している姿を見て、今後も子どもたちの行動をしっかり見て研究し、環境を整えていこう!と感じました。」
4歳児担任
「廃材遊びは以前から行っていたのですが、コーナーという場所の確保をしていなかったので、作っている途中で違う遊びに興味を持ってしまい集中して遊びこむということができない子が多くいました。しかしコーナーを設けてからは、集中して最後まで取り組む姿も見られるようになり、子どもたちの成長を感じています。日によって盛り上がるコーナーは様々なのですが、子どもたちが部屋を走り回ったり、ふらふらすることがなく遊び込めている姿を見て、環境の大切さを改めて学びました。」
園長先生
「どの学年もある程度のコーナーはありましたが、子どもたちがいまいち遊び込めていないと私も職員も課題としていました。子どもの行動を観察し、研究しながらコーナーを展開していくと、今まで見られなかった子どもの成長や遊びの発見が多く見られ、改めてコーナー保育の大切さを感じることができました。今後も子どもたちの思いを汲み取りながら、良い保育に繋がるように日々努めていきたいと思います。」
コーナー保育というのは、子どもの成長に合わせてアップデートしていくものであり、年齢で区切るのではなく、コーナー遊びを発展させていくことも視野に入れながら作っていかなければならないことも学びました。取材にご協力いただきありがとうございました!