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うんどうかいWEEKが開催されました!
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2020.10.19
こんにちは!アソシエの広報です。
今年は新型コロナウイルスの影響で例年通りの運動会の開催が難しいため、運動会の代わりになるような行事として「運動会WEEK」を考えました。
今回お邪魔したのは、「アソシエ学芸大学東保育園」です。
玄関を開けると、「うんどうかい」と書かれた大きなアーチが!
そして、その奥には「2020オリンピック」のマークが。
今回の運動会WEEKを実施するにあたって、「オリンピックも1ヶ月〜2ヶ月かけて行われますよね。運動会WEEKも同じように数日間に分けて行うので、オリンピックを意識してマークを掲げてみました!」と笑顔で話してくださったのは、アソシエ学芸大学東保育園の園長先生です。
子どもの成長・発達を考えた種目内容
各クラスお邪魔させていただき、子どもの成長発達をしっかりと捉えた内容だと全てのクラスで感じました。
0歳児は、真ん中に透明の窓が設けられたダンボールのトンネルが。裸眼で見る世界と、透明のフィルターを通した世界は、子どもの不思議につながっているようで、何度も行き来しながらその世界を楽しんでいました。マットの山も、先生の声かけに反応しながら乗り越えようとする子、隣で頑張る子の姿を見てやってみようとする子…様々な姿が見られました。
1歳児は、カラーポリで作られた動物の袋に、カラーボールを入れる競技です。小さな手を器用に使って、ボールを握り、1つ・2つと感触を楽しみながら、袋の中に入れていました。カラーポリは透明なので、ボールがどれくらい入っているのかがわかります。満杯になると子どもたちは、「わーい!!」と喜んでいました。子どもたちが入れることに慣れると、今度は子どもがカラーポリの袋を持ち、ボールを入れることから、入れてもらうことを楽しめるように環境を設定していました。自分の持っている袋が満杯になると、空に向かってその袋を投げて、自分の頭上に振ってくることを楽しんでいました。役割をみんなで交換し、繰り返し行うことで子どもは満足が得られ、次への活動と繋げられるような工夫がされていました。
2歳児は、イメージの世界を大切にした種目で、会場に入る前に先生から、うさぎにちなんだ絵本を通した導入がされ、うさぎのお面をかぶると役になりきって入場しました。「動物体操1・2・3」で身体を温め、綱引き、かけっこ、玉入れを楽しみました。かけっこは、うさぎになりきっているので、「走る」ではなく「跳ぶ」で競争していました。負けてしまって悔しくて泣いてしまう子もいましたが、「悔しい」という感情が出てくるのもこの年齢の特徴ですね。泣いている子に対して、保育士が「かなしかったね」と気持ちに寄り添いながら、受け止め続ける姿が印象的でした。種目を伝える時に先生が子どもたちがイメージしやすいように、視覚を使ったアプローチがされているのも、子どもの発達を捉えているなぁ…と感じました。
最後は3・4歳児合同でダンスです。
2歳児がお客様で様子を見守る中、一生懸命覚えてきたダンスを踊りました。曲の途中で、子ども一人ひとりが得意なことを表現する時間があったのですが、機敏に動くダンスを見せる4歳時の姿を見て、2歳児は憧れの眼差しで見ていました。3分ほどのダンスが終わり、見られる緊張から開放された子どもたちは、ホッとし安堵した表情を見せていました。1日目から一枚ずつ貼ってきたシールも今日が最終日、先生に最後のシールを貼ってもらうと、その達成感からか、とても満足した表情が見られました。そして、メダルの授与では一人ひとりの首にメダルをかけてもらうと、周りから拍手が…みんなで「認め合う力」や「自己肯定感」が高まるきっかけにもなる気がしました。
子どもの「チャレンジ」を大切にする
運動WEEKを行うにあたって、園長先生が大切にしたのは、「保育士の主観で話を進めないということ」だったそうです。あくまでも、私達はサポーターであり、子どもたち一人ひとりの思いを大切にし、「やりたくなかったら無理にやらせない」をベースに、「子どもたちがチャレンジしたい!」という気持ちも同時に大切にし、競技を行う前には子どもたちに何を頑張りたいのか?を聞いて、子どもが自分で決めた目標にチャレンジをしていけるような環境を作ったそうです。
「ムリかもしれないけど、あの子がチャレンジしているから、私もやってみよう!」
「失敗するかもしれないけど、諦めないでやってみよう!」そのような姿が子どもたちには多く見られたと話していました。これは、まさに非認知能力を育てることにもつながっているのでは無いでしょうか?
最後に園長先生から
「今年は、コロナが流行しイレギュラーのことが多くありました。子どもの保育園での成長を見せることができる行事は全てなくなってしまい、私達もとても悲しいですが、一番残念に思っているのは子どもや保護者の皆様です。だからこそ、今回の運動WEEKでは運動会以上に子どもたちが喜んでもらえるような取り組みをたくさん考え、保護者の皆様にも楽しんでもらえるように写真や動画を撮って、観て楽しんでいただけるような工夫もしました。特に、写真は毎日変えて貼り出しているのですが、自分の年齢のお子様だけでなく、他クラスの関わりや姿なども、非常に楽しめると保護者様から大変好評です。withコロナ時代に、現場で何ができるか?子どものためにこれからも私達は一生懸命『今』できることを大切に今後も頑張っていきたいと思います。」
今回、運動WEEKに参加させていただき、子どもたちもですが先生たちも無理なく楽しく行っているのが観ている側にも伝わってきました!
子どもたちが喜んでもらえるような取り組みの中に、最終日の給食はなんと「お弁当」がモチーフに…!
いつもと異なる給食に子どもたちも、「おいしそう!」「うれしい!」と大喜びでした。子どもを思う気持ちが沢山詰まった運動WEEK、参加させていただきありがとうございました!