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「キャリアアップリマインド研修〜保護者支援〜」を開催しました!
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2020.09.28
こんにちは!アソシエ採用広報です。
先日キャリアップの研修を受講した保育士が園に戻り、学んだ内容を園の保育士向けに伝える「キャリアアップリマインド研修〜保護者支援〜」を行うと聞き、参加してきました!
講師は、保育歴10年の保育士さんです。
今回研修をするにあたり、どのように進めていきたいかを事前に伺ってみると「キャリアアップ研修は15時間、今回の研修は30分なのでどのようにまとめて話すべきかを悩んだのですが、『保護者への支援や対応で悩んでいる…』という悩みを抱えている後輩の保育士が多かったので、研修では保護者支援をテーマに絞り、保育者・保護者の両者に寄り添った内容にしました。」とのことでした。
多面的に物事を考えられる人になる
まず最初は、ワークから始まりました。職員に「まるをかいてみてください」と伝え、用紙の余白に色々な大きさの「まる」を描く職員たち。しかし、先生の言っていた「まる」は、絵ではなく、漢字の「丸」でした。私が思っていた「まる」と他者が思う「まる」。どちらも正解だけれど、「思い」はすれ違っていますよね。ここの裏に隠れているのが、物事を多面的に見る力です。
同時に「家族」についても話が進められ、家族はどこからどこまでが家族なのか?その基準は?となりましたが、ここにも自分の基準がそれぞれあり、自分基準で進めてしまうと相手の方との「溝」を生んでしまうことが保育の現場では多くあること、だからこそ色々な方面から物事を感じ取る力が大切だと職員の先生方へ伝えていました。
洞察力を身につける
続いては、保護者の方が保育園に意見を伝える背景にはどのようなことがあるか?について話が進められました。ここで大切なのは「スリーアウト」というワード。皆さんは「仏の顔も三度まで」という言葉をご存じですか?まさにこの言葉と同様に、保護者の方が意見を伝える場合、2回の危険信号があるそうです。例えば「子どもが転んで怪我をしたが伝えなかった。」「子どもの着替えを紛失してしまったが、保護者に伝えずそのままにしていた。」などで、1・2回目は受け流していたものが3回目になると思いが大きくなり、ご意見に繋がるということです。そこで私達が必要なのは、
「日々のやり取りの中で変化を見逃さない、思いを汲み取る、不信感を持たせない。」ということ。未然に気づくことが大切だとのことでした。
最後は「なぜ?」を考えるテーマで話が進められました。
保護者が多くの「なぜ?」を保育者に質問する場合、不安が多いということ。この不安は丁寧で細やかな心配りで対応することで安心へと変化し、保護者にとって保育者が「信頼できる人」となるそうです。ここで大切なのは「保育の見える化」。ノートだけでなく、きちんと対面で別け隔てなくコミニュケーションを取り、より良い保育を目指していってほしいということで研修会は終了となりました。
大勢の保育士さんの前で、講師の先生は大変緊張している様子でしたが、研修会が終わると
「初めは緊張しましたが、最後までやりきることができました。新人の先生から『先生の研修非常にわかりやすかったです。明日の保育にすぐにでも活かしたいです!』と言われてとても嬉しかった。是非、こうした機会を今後も行い、行うだけでなく、研修後にどのように活かせたのか?までをしっかり見届けたいと思います。」と話してくれました。
キャリアアップ研修は、自分が受けて次に繋げることがどこの保育園も難しい…という話を聞きます。学んできた職員がリマインド研修を行って次世代の職員へ知識を共有するとともに、自身で要点をまとめて周囲へ分かりやすく話すことで、学んだ先生自身の経験値も更に高められるような取り組みだと感じました!キャリアアップ研修は、職員の実践的なキャリアだけでなく、人間的なキャリアも高める時間でもあること感じました。
研修後の職員へのインタビューでは、
「相手を理解するには、歩み寄ることが大切なのを学びました。」
「子どもを保護者に受け渡す時に、短い間で何を伝えようかと悩んでしまうことが多いのですが、これからは伝えることを事前に練習して、しっかり伝え、保護者との信頼関係を気づいていきたいと思いました。」
「難しく考えてしまうとかえって伝えたいことが伝わらなくなってしまうので、保護者の気持ちに寄り添い、講師の先生が話していた『傾聴力』を身に着けていきたいです。保護者が安心できる保育者を目指すために明日からまた頑張ります!」
と話をしてくれました。
どの先生方も研修後、目が輝いていて、この思いを大切にして日々の保育を頑張ってほしいとも感じました。取材にご協力いただきありがとうございました!