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「食」について考える~キャリアアップ研修講師の想い~
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2020.09.23
こんにちは!アソシエ採用広報担当です。
先日7/27に公開しました『キャリアアップ研修開催の目的と今回の実施内容◎』に続いて、今回はキャリアアップ研修の『食育・アレルギー対応(※参考リンク)』講師を担当するアソシエ柿の木坂保育園栄養士のMさんに、研修講師を担当するにあたっての思いを伺いました!
Q,研修をするにあたって参加者に伝えたい想いについて教えてください
「この仕事に就く前は、栄養士さんたちの育成の講師などをしていました。保育士さん向けの研修は社内で行ったことはありますが、『キャリアアップ研修』として行うのは、今回初なので少し緊張しています。食育に関しては関心が高い人・それほどでもない人に別れると思います。関心が高い人にはより興味関心が深まるように、そうでない人には、どのように語りかけたら興味関心がもてるようになるか?自分の質の向上へとつなげることができるか?などを考えながら研修を行っていきたいと思っています。また、食育への考え方も講義を受けた保育士・栄養士が園に持ち帰り、学んだことを園内で振り返って、保育園全体の質向上と意識改革をするお手伝いができたらいいなとも思っています。」
(調理室から、子どもたちが食事をする様子を見ることができるランチルーム。子どもたちの表情を見て、次回に活かす課題を話し合うそうです。)
現場に寄り添いながら発信していきたい
「研修に参加した保育士さんたちの感想の中で、『わかってはいるけれど、なかなかそれを行動に移すのが難しい…』と現場と机上のギャップをどのように埋めたらいいのかが分からず悩んでいる人が多くいます。私は保育園で栄養士としての現場経験も十分にあります。現場で働きながら、保育士さんたちの辛さや大変さなどもある程度は理解しています。そこを自身が講演する際の強みにし、長い経験で培ってきた知識と今の新しい食育の知識を融合させ、保育士さんたちに寄り添いながら伝えていきたいと考えています。」
時代のキーワードは「意識改革」
「これからは、保育の環境も様々な意識改革が必要となってきます。その中にあるのが『食』です。食は、子どもたちへの支援にもなりますが、保護者の方々への支援にも繋がります。
『食』は健康な身体をつくる大切な基礎。食を学べば、子どもたちの健康につなげることもできます。こんな時代だからこそ『食』に目を向けることの大切さと、重要さを保育士の方々には学んでほしいと思っています。また、『どのように解決したらいいのかわからない。』『どのようにすすめたらいいのかがわからない。』と『食』に関して悩んでいる人が多くいます。保護者の皆さんから子どもたちについての質問に専門的な知識で答えるのは保育士さんの仕事ですが、私たち栄養士は『食』に関しての知識は豊富にあります。ですから栄養士は『食』に対して悩みを抱えている保育士さんたちの手助けができるような存在であることも研修会を通して伝えていきたいです。」
(今日のメニューは誕生日メニュー。「愛情をたっぷりかけてつくる給食の味は、子どもたちの心も豊かにするんですよ。」と話してくれました。)
みんながワクワクするような現場にしていきたい
「保育に求められることが多くなった昨今。現場では日々追われる仕事に精一杯で、ワクワクしながら現場で働くというのが難しい時代になりつつあります。でも、子どもたちは毎日元気に登園し、私たちにエネルギーを与えてくれます。だからこそ私が大切にしているのは、物事をポジティブに捉えるようにすることです。食事の際に子どもたちへ『嫌いな(苦手な)ものはある?』と大人は聞いてしまいがちですが、私は『好きなもの何個あった?』と聞くようにしています。『食=嫌い』を植え付けるのではなく、『食=好き』となるように現場では心がけています。食育には、『育てる楽しさ』『食べる喜び』がありますが、研修を通しながら『育てることの楽しさ』『収穫する喜び』それらが子どもの育ちにどのような影響を与えるか…私が経験してきたことが、経験のない先生たちの知識となり、その知識を保育の現場で楽しく展開できるよう、聞きやすい言葉・理解しやすい言葉を選んで教えていきたいです。」
(ここから見る景色が一番好きで、子どもたちが遊ぶ姿をガラス越しに見ることが癒やしに時間になっているそうです。)
今回は、アソシエ柿の木坂保育園の栄養士Mさんにお話を伺いました。「保育の現場歴は短いのですが…」とインタビューの中でお話されていましたが、「栄養」や「食」の仕事歴はとても長く、お話を伺う中で私自身も学びになることが多くありました。キャリアアップ研修を通して、保育士・栄養士の先生方が「食」に関しての知識や大切さを改めて学び、保育の現場で活かせることを楽しみにしています。
インタビューにご協力いただきありがとうございました!