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タイヤの花壇をつくりました!
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2020.06.23
皆さんこんにちは!アソシエ採用広報です。
今回も緊急事態宣言中に保育士さんが何をしていたのか?をお届けします!
今回伺った保育園の花壇には、子どもたちがタイヤに絵を描いたタイヤの中に、かわいいお花が沢山植えられていました!この花壇は自粛期間中に作られたそうです。何故花壇を作ろうと思ったのか?花壇を作ってどのように変化したかを担当のK先生に伺ってみました。
・何故、花壇を作ろうと思ったのですか?
「私は0歳児を今年担任しています。緊急事態宣言が発令された後、0歳児は全員欠席になりました。この期間中に子どもたちのために何かできないかな?と考えたとき、目についたのが花壇でした。実はこの花壇、ここ最近はお花が植えられること無くとても寂しい状態でした。気にはなっていたのですが、なかなかそこまでする余裕がなく…そんなタイミングだったので、『やってみたい!』手を挙げて手入れするようになりました。」
・タイヤの花壇の発想も先生ですか?
「タイヤの花壇に気づいてくださりありがとうございます!実はこのタイヤも捨てられてしまうタイヤを再利用しました。ただタイヤの中にお花を植えるだけでは見栄えがよくないので、私がペンキを塗って、乾いてから幼児クラスの子どもたちに絵を描いてもらいました。」
・どうして子どもたちに絵を描いてもらったのですか?
「前回のヒヤリハットの研修で、『花壇の中に入ってしまう子が多い』という意見があったんですね。確かに以前の花壇は、花壇と呼べるようなものではありませんでした。だから子どもたちも入ってしまったんだと思います。しかし、子どもたちが絵を描いたことによって、花壇に入る子が激減したんです。きっと幼児クラスの子どもたちが描いた”作品”だというのが、子どもたち全体に伝わったんだと思います。『だめよ!』だけだと、どうしてだめなのかわからないですが、『お兄さん、お姉さんが植えたんだよ。だからみるだけね。』と伝えれば、子どもも納得すると思うんです。そういった背景もあると思います。」
・元々、お花は好きだったのですか?
「草花自体は好きですが、そこまで興味はありませんでした。しかし、花壇係に任命されて、自分で色々調べるようになりました。一緒に作業してくれた先生に、『草花に強くなれば、それが自分の強みになって、子どもたちからも信頼されるし、保育の質もスキルもあがるよ』と言われて、まさにそのとおりだと。楽しみながらスキルも高められるなんて良いじゃないですか!今は、あれもしたいこれもしたいと計画をたてるのが楽しみです。」
・今後は、どのように展開していきたいですか?
「今までご縁のなかった近所のお花屋さんと、今回の花壇係をきっかけに仲良くなれたんです。お花の苗を買いに行く度に『この苗はこうして植えると良い』『もう少ししたら、この種をまくと良いよ』など、色々な情報や知識を専門としている方から直に学ぶことができるようになりました。これを子どもたちにも伝えていきたいと思います。子ども自身が草花に興味を持ってくれたら嬉しいですし、お花屋さんに子どもたちと、苗や種を買いに行けるようになったら、良いなぁ…なんて思っています。」
園庭は、先生の草花に対する『愛情』があふれるような花壇づくりがされていました。花壇の土が機能していなかったのを2日かけて掘り起こし、見事土を生き返らせたそうです。土の中からはなんと大きな蛙が出てきて、子どもたちと一緒に蛙の生態を調べたりもしたそうです!
園長先生からもコメントをいただきました。
「自粛期間中に、職員一人ひとりが自分に何ができるのか?を見つめ直す時間となったようです。今回のK先生のように、自ら学びや課題を見つけて行動する先生が何名もいました。学びを深めるためにバックアップするのが私達の仕事です。子どもたちの特性を伸ばすのと同じように、先生たちの持っている能力も、今後更に伸ばしていきたいと思っています。」
自粛期間は、私達保育士に色々なことを気づかせてくれました。ある先生は「子どもたちとこんなに会えないのは初めて。子どもが好きでこの仕事をしていたんだな…と改めて感じました。」と話してくれました。「原点に振り返る」という意味では、この自粛は大切な期間だったのかもしれません。
先日自粛が解除され、賑やかな保育園が戻ってきました。これからも子どもたちのために素敵な保育園づくりをしていってくださいね!
インタビューにご協力いただいた先生方、ありがとうございました!