- TOP
- >採用担当からのおしらせ
- >-地球規模に視点を広げて保育に活かす-SDGs推進ブログ(後編)
-地球規模に視点を広げて保育に活かす-SDGs推進ブログ(後編)
- 保育内容
- その他
2019.08.13
こんにちは!アソシエのSDGs推進担当です。
最近、保育室に入ると子どもたちが「エスディージーズ!エスディージーズ!」と大コールで迎えてくれるようになりました!
先日は-地球規模に視点を広げて保育に活かす-SDGs推進ブログ(前編)をお読みいただきありがとうございました。
SDGsの認知度は社会的にもまだまだ高いとは言えず、社会全体の認知度は大体2割程度といわれています。新聞などで見て何となく知ってはいても、17の目標と保育がどのように結びつくのかまではイメージしづらいかもしれません。
そこで、今回はSDGsと保育の関連をお伝えしたいと思います。
では、さっそくみていきましょう!
こちらは、今回改訂された保育所保育指針解説や幼稚園教育要領に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」です。幼児教育に関わる方はご存知ですね(^_^)
先日行ったワークショップでの子どもたちの実際の反応から、ほんの一部ですが保育との関連を取り出してお伝えします♪
【10の姿とSDGsのつながりとは?】
導入では、こどもたちに地球がSOSのサインを出していることを伝え、世界中のみんなで地球を守るために目標に向かって力を合わせていかなければならないことを伝えていきます。
「ちきゅうが ねつをだしている」
「そうだよ、ちきゅうはどんどんあつくなっているんだよ」
「こわがっている ちきゅうもあるよ」
「ふるえているから じしんだよ」
こどもたちは、イラストを見てどうして地球が熱を出しているのか、怖がっているのか、そのわけを想像します。身近な事象に対して、考えたり、予想したり、友達の考えに触れたりするなどの「思考力の芽生え」とつながります。
「(保育者)みんなが住んでいる地球にはたくさんの国があります。」
「しってる!がいこくでしょ」
「あ!にっぽんだ!」
「オーストラリアもあるよ」
「イタリアとスイスとちゅうごくと・・・(続)」
「フランスはサッカーがつよいんだよ」
国旗を見せたら、日本以外の国の名前を知っている子がたくさんいました。
17の目標のアイコンを見せながら、どんな目標があるかを伝えていきます。
「すうじが かいてある」
「14はさかなだよ」
「なみもあるよ」
「めのなかに ちきゅうがある(目標13)」
「テレビのスイッチとおなじマークがある(目標7)」
「1から17まであるね」
「かんじは なんてかいてあるか わからない」
17の目標のアイコンを見て、こどもたちは「何が書いてあるんだろう?」「何を意味していのだろう?」と興味を持ちます。こどもたちが分かりやすいアイコンをいくつか選び、何を伝えようとしているのかを話し合います。
「(保育者)3番の目標は、世界中のみんなの健康を守ろうということだよ」
「ハートがついてる」
「びょういんで みたことあるよ」
「しんぞうのおとをしらべるきかいは こうやってなるんだよ」
その他にも、こどもたちの生活と結びつきやすいアイコンをいくつか取り上げて一緒に考えました。
アイコンを見て何を意味しているのかを考える活動は、「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」と結びつきます。アイコンには目標を伝えようとしている意味がある事を知ると同時に、身近にあるマークや標識がもつ機能にも関心を向けるようになり、遊びや生活に取り入れようとします。
目標14は「海を守ろう」という目標である事と、海にたくさんのごみが流れてウミガメや魚がエサと区別できずに飲み込み死んでしまったり、プラスチックごみなどが体に巻き付き、生き物が泳げなくなったりしている事を伝えました。
「かわいそう・・」
「ごみは ごみばこにすてないといけないんだよ」
「うみのみずも よごれてしまうよ」
「(さかなを)たべられなくなるの?」
「うみのこおりがとけると (ペンギンやアザラシの)すむところがなくなるよ」
「こおりがとけるのは ちきゅうおんだんか だからだよ」
「(保育者)そうだね、目標13とも関係しているね」
こどもたちが気付いたことや知っていることをどんどん話し始めます。
この気づきや発言は、「道徳性・規範意識の芽生え」 「社会生活との関わり」 「自然との関わり・生命尊重」 「思考力の芽生え」とつながっていきます。
そして、これらすべての活動は「言葉による伝え合い」がベースになっています。
今、地球でどんな事が起きているのか。
自分が知っている事を友達に伝える。
友達の話を聞いて、自分が知らなかった事を知る。
聞いたり伝えたりして、さらに気づきを得る。
もっと知りたくなる。経験や知識がつながり合うようになる。
友達や保育者と話した事を、家の人にも伝えたくなる。
こどもたちは、地球の事を話し合いながら豊かな言語活動を経験することができます。
ブログをお読み頂いているあなたなら、どんな言葉でこどもたちと話し合いますか?
次回をお楽しみに♪
🌎アソシエのSDGs推進ブログ
地球規模に視点を広げて保育に活かす[前編]はこちら♪
https://associe-international.co.jp/recruit_new/blog/sdgs2/
アソシエでの実践がこちらでも紹介されています。ぜひご覧ください♪
▶Hanakoママweb
「持続可能な社会を目指す」という考えを保育の現場に。国内唯一の保育園に見学に行ってきました!
https://hanakomama.jp/topics/73640/
▶EhonNaviStyle
こども達が絵本でSDGsを学ぶ~アソシエ・インターナショナルの先進的な取り組みレポート