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新人保育士奮闘記。
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2018.11.16
こんにちは。
アソシエ広報です。
今回は、6月に記事として掲載した、新入社員の保育士さんのその後です。
https://associe-international.co.jp/recruit_new/blog/sinzinjidai/
運動会を終えて半年が経ち、気持ちにも余裕が出てきただろうという事を想定し、新人保育士さんの1日に密着させていただきました。
・働き始めて半年が経ちましたがどうですか?
「子ども達も、私の声掛けについてきてくれるようになり、毎日保育するのが楽しくなってきました。また、先輩方にも分からないときはその都度聞くことができるようになり、働く上での不安はほとんどなくなりました。」
・一番嬉しかったことを教えてください。
「牛乳が苦手で飲めなかった子がいたのですが、ある日を境に、飲めるようになったんです。『せんせいのめたよ!』と得意げに空っぽになったコップを見せてくれた時に、嬉しくなりました。ちょっとしたことですが、子どもの成長を側で見られる仕事って本当に良いなぁ…と思いました。」
子どももですが、新人の保育士さんは毎日が成長期。
半年前にあった時と、顔つきが穏やかになりだいぶ余裕が出てきたことを感じました。
この日は、フリスビー制作。
子どもたちを前に、
「さぁ、ピザ作ろうか?」と声をかけるKさん。
フリスビーと言っても、子ども達が理解していない言語なので、敢えて分かりやすく「ピザ」としたそう。
子どもの目線にしっかりと立てていることに感心しました。
製作は、紙皿に折り紙をちぎって、のりを塗りその上にちぎった折り紙を貼り付けていくだけなのですが、「ちぎる」というのは、2歳児では難しい作業。
「引っ張る」は理解できるのですが、紙をちぎることに苦戦していた子ども達。
しかし、そこにK先生が少しだけ切り込みを入れて、子どもが紙をちぎりやすくする手助けを。
この年齢は、とにかく成功体験が大切。
成功したことの積み重ねが、2歳児には特に重要になってくるのです。
「びりびりできたー」
「せんせいみてー!!」
その子どもたちの声を丁寧に拾って、
「うんうん。できたんだね。すごいね。」
「〇〇ちゃんは、ピーマンのせたんだね。おいしそうだね。」
とひとり一人に返事をするKさん。
子どもの言葉を流さず丁寧に受け止めることで、子ども自身も
「認められた!」
と認識し、自己肯定感を育てていく事にも繋がります。
新人だけれど、子どもの育ちを見極めながら育てる姿に、保育士としての専門性を活かし保育をしているのだな…と同時に感じました。
集中し、10分足らずで完成。
「これ、どうやってあそぶの~??」
と不思議そうに問いかける子ども達。
「これはね、こうやって飛ばすんだよ。」と、飛ばし方を子どもの前で披露すると、
「はやくやろう!!」と興奮する子ども達。
しかし、その日は雨が降っていたので、外に出られず…。
「明日、外で沢山飛ばそうね。」と先生が穏やかに子ども達に声をかけると、
「うん!!たのしみー」と、遊びたい気持ちを子ども達は我慢し、明日への期待をしていました。
翌日は、晴天。
窓際に飾ってあったフリスビーを指して、
「今日は、外に行けるね。」
そう先生が声をかけると子ども達は、自分で作ったフリスビーをもって、園舎横にあるグランドへ。
K先生が、飛ばすコツを子ども達にレクチャーすると、子ども達も見よう見まねで、フリスビーを横にして構え、飛ばしていました。
2歳児の力でも簡単に飛ばすことができるので、子ども達も長い間、ブーメラン遊びを楽しんでいました。
K先生は、今回の制作をする前、実際にブーメランを作り、飛ばしてみたそうです。
1枚では飛ばない。
2枚ではどうか?
「みてぇ~!わたしすごいでしょう?」
「ぼくは、すごいとんだよー!」
「こうやってなげるんだよー!」
など、子どもたちの会話の可愛らしいこと。
そんな試行錯誤を繰り返して、子どもにとって楽しめるものを…と思い、今回のような形にしたとか。
ここにも「子どもの目線あり」ですね。
次回、密着するときに、K先生がどのような成長を遂げているのか…非常に楽しみです。
ありがとうございました。