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食を通して子ども達を笑顔にしたい ~栄養士さんインタビュー~
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2018.10.19
こんにちは。
アソシエ広報です。
第二青南保育室は、運動会を明日に控え、グランドでは、子どもたちが身体をたくさん動かして遊んでいます。
給食室がグランド近くにあるので、練習が終わると
「おなかすいたー!」
「いいにおいがするー!」
と、通気口の近くで給食の香りを楽しむ姿が見られます。
通気口なので、給食室にもその声がダイレクトに届くのですが、給食室の先生方から
「今日は唐揚げだよ!デザートはみかん~!」
「わぁ~みかんだって~!!」
と、その時間は、子どもと給食室の微笑ましいやり取りを見ることができ、私自身の癒しの時間となっています。
この日の給食室は、唐揚げという事もあり、とても忙しそう。
給食を取りに行くときに、栄養士のYさんと調理員のTさんの会話のやりとりが偶然耳に入ってきました。
Tさん「今日の、このパンこうやって向きを変えた方が可愛いと思うので、向きを変えてみました。」
Yさん「わ、本当だ。この向きの方が可愛いかもしれないですね。」
「忙しい中でも、子どもの目線に立って、子どもが喜ぶような給食を提供したい。」
これが、給食室全員の思いだそうです。
廊下に置いている給食サンプルケースも、帰りに子どもと保護者が会話を楽しめるような可愛らしい工夫が施されています。
仕事に対して誇りを感じているからこそですよね。
そこで、今回は栄養士のYさんに誕生日メニューを決めるにあたっての「想い」を聞いてみました。
・Yさんが誕生会のメニューを考える上で気を付けていることはありますか?
「誕生会って、その子が主役になれる大切な会ですよね。なので、私たちも、その誕生会を大切な日にしたいという思いから、通常に出しているメニューにプラスして、豪華に見えるよう配慮しています。また、献立を立てるときも、私一人が決めるのではなく、皆で意見を出し合うようにしています。子どもにどんなものが人気があるのか?日々の残食が少なかったものを誕生会のメニューに取り入れたり、見た目が華やかになるような色合いの配置になるように考えたり…。そして、実際に先生たちで試食会もしています。」
・第二青南は、港区の管轄なので、使う食材などは、事前に決まっているようですが、おやつもそうなんですか?
「いえ、おやつは完全オリジナルです。誕生会の昼食のメニューをみて、関連付けたものを提供したり、季節のフルーツを使ったおやつを考えて提供するようにしています。また、アレルギーの子もいるので、アレルギーの子も一緒に食べられるような材料にしています。(ちなみに、この日のおやつは、リンゴの蒸しパンケーキでしたが、つなぎには、みんなが食べられるように牛乳ではなく豆乳に変更して作ったとのこと)」
・毎回、Yさんが考えているんですか?
「実は誕生日会のおやつは、給食室の職員にメニュー案を募集しています。そこから、試作をして改善点などを話し合い、メニューとして提供しているんです。給食室は人間関係がフラットなので、新人もベテランも関係なく、お互いに意見を出し合って良い物を作っていく事を目標としています。新人の子も自分が出した案がメニューに選ばれ、実際に子どもが喜んで食べる姿を見ると、自分自身の『自信』にも繋がるんですよね。」
・作り甲斐を感じた瞬間はありますか?
「行事食は、子どもたちの食事の様子が知りたいので、クラスに顔を出すようにしています。その時に、子どもたちから『おいしかったよ!!』と言ってもらえると、この子たちの笑顔のためにこれからも頑張って作ろう!!という気持ちになります。きっと給食室全員その気持ちは同じはずです。」
子どもにかかわる仕事は、保育士だけではありません。『食で支える』という部分では、栄養士、調理師も一緒です。
帰り際に、給食を保育士と給食室にお皿を下げる子どもたちの姿を見かけたのですが、給食室の先生たちに大きな声で、
「ごちそうさまでした!○○おいしかったです!」
という姿を見て、子どものこの声が明日への『おいしい給食』の活力になっているのだろう…とYさんのお話を思い出しながら感じました。