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自由遊びも学びの時間。
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2018.09.22
こんにちは。
アソシエ広報です。
保育の現場に入っていると、子ども同士の関りに驚いたり発見したりすることが多くあります。
今日は、自由時間の出来事をテーマに書きました。
私は、3歳児のクラスによく入るのですが、3歳児は友達との関係が構築される大切な時期。
勿論、仲良くなるためにもめ事もあります。
しかし、こうしたもめ事を経験・体験することで
「人に対しての思いやり」
が育つようになるんですよね。
AちゃんとBくんは、もめる事も多いですが、お互いが気になる関係。
この日も、朝からどちらがぬいぐるみを使うかで少しもめてしまいました。
「もうきらい」
「あっちいって!」
お互いに言い合いをしていましたが、5分後にはお互い隣同士に座り仲良くクリップで遊んでいました。
「ねぇ、わたしのかみがたかわいい?」
と、編み込みの髪型をB君に見せるAちゃん。
「うん!」
一緒に遊びながら、Aちゃんに密かに憧れを持っているB君は、嬉しそう。
Aちゃん「やってみる?」
そんな二人のやりとりを側で聞いていて、「やってみる」ってどんな風になるの??と気になる私。
すると…
AちゃんがB君の髪の毛にカラークリップをつけ始めました。
Aちゃん「いたくない?だいじょうぶ?」
Bくん「…(無言)」
黙々とつけるAちゃん。
いつもお母さんに家でやってもらっているように、色を変えて髪の毛に細かくつけていました。
じっとしているBくんも偉いですよね。
そうこうしているうちに髪型が完成しました。
なんと完成まで20分。
お互いの思いが成立しているからこそ、時間が長くても我慢が出来たのでしょうね。
「かがみみてきて!」とAちゃんに声をかけられて、鏡の前に行くBくん。
「わぁ!」と言いながらも、色々なポーズを決めて「嬉しい」という事が私にも伝わってきました。
Bくんにとっては、Aちゃんは憧れのお友達で、同じようになれたことが嬉しかったのかもしれませんね。
自由時間は、その名の通り「自由」な時間ではありますが、おもちゃが見立て遊びの道具になることもしばしばみられる姿です。
その中で、今回は「美容室ごっこ」が始まったわけですが、このごっこ遊びも、子どもの育ちには大切で、何かに変身して、なりきることで表現力を養えるようになります。また、子ども達がより良い人間関係を学ぶのに大切な時間だったりもします。
私たちは、自由時間で「遊びのしかけ」をすることで、遊びを通して子ども達の能力を引き出したりもするのですが、子ども達が思いついた遊びが想像がつかない方向に発展して、私が子ども達から教わることも多数あります。
アソシエのクレドにも「子どもが主体的に遊べる環境づくりをします。」書いてあるのですが、この現場に遭遇して、保育の現場でも保育士が先導するのではなく、子どもが主体となり保育がしっかりと行われているんだなぁ…と改めて感じました。
まだまだ、先生が主体になる保育が多い中、「子どもの主体性」を大切にしているアソシエ。
皆さんで一緒に、「子どもの主体性」を育てていきませんか?