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「お団子づくり」をしました!
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2021.09.22
こんにちは!アソシエ採用広報担当です。
9月と言えば「中秋の明月」「お月見」ですね。今回は栄養士を中心に年長さんが食育の一環として「お団子」を作ると聞き、取材しました!
コロナで減ってしまった食育活動
昨今のコロナにより、保育園では子どもたちが食育の活動をする機会が減りました。しかし、食育とは育てて食べることだけではありません。アソシエの保育園では、「食」に関する活動はどのようなことができるのか?保育士と栄養士がコロナ禍で何ができるのか?何をしていくことが大切なのか?を中心に話し合いを重ね、食育の活動を行なっています。
9月は「月見」ということで、子どもたちとお団子を作りそれを食べると言うのが例年の流れですが、今年は「作る」に重きを置いて食育活動が行われました。
栄養士さんに「何故お月見が9月にあるのか?」「お月見とはどのようなことなのか?」を教えてもらい、年長さんの子どもたちはその由来に興味関心をもち、また、興味関心から「お団子を早く作りたい!」という意欲に変わっていたような気がします。
食材に興味を持つきっかけに
エプロン、三角巾をつけたら団子作りのスタート。今回は、上新粉を使用して作ったのですが、作る過程を知らなかった子どもたちには、いつも食べている「団子」が「粉」から出来ることにびっくり!
「えー!!こなからおだんごになるの?」
「なんで?」
とさらに興味津々な子どもたち。
上新粉を渡されると
「さらさらするー」
「これほんとうにおだんごになるの?」
など栄養士さんに自分の思いを表現して伝えていました。水を混ぜながら粉が少しずつ混ざり固まりはじめると…
「わー!ねばねばするー!」
「みずをいれすぎるとべちゃべちゃしちゃった!」
「こっちはかたまりはじめたよ!」
と粉が団子のような形になってくると喜んだり、どうして失敗してしまったのかに気づいて修正したり。ゴールを決め、失敗しても挑戦する力が年長さんにも育っているんだなぁ…と感じました。
時間が経つに連れて団子が固まる様子をじっと見つめたり、触って確認したりと、子どもたちにとっては素材が変化する様子も興味を持つ一部になり、そこから「食材」にも興味を持っていくのではないかと感じました。
完成したお月見団子をみんなで見ました
玄関は保育園の顔で、すべての学年の子どもや保護者、お客様など様々な人が出入りをします。園長先生が近隣の方からいただいた「すすき」と秋にちなんだ物を添えて完成した「お団子」は玄関に飾られました。作った子どもたちは、他学年の子どもたちや大人が「すごいね!!」「いいねー!」など団子を見ながら話をしているのを聞くととても嬉しそうな表情を見せていました。作ったものに対して肯定的な声掛けをしてもらえると、子どもの自己肯定感も高まります。それが「やる気」にもつながり、色々なことへのチャレンジにもつながっていくと思います。
(イガがついたクリを見るのは初めての子も多く、中にクリが入っていることを知るとびっくりしていました)
子どもたちに何が思い出に残ったのか?をインタビューしてみました。
「こなからだんごにするまでがたいへんだった」
「まるくするのがむずかしかった」
「げんかんにかざったおだんごをみんながみてくれたのがうれしかった」
「いえでもつくってみたい!」
など様々な意見を聞かせてくれました。
子どもが自分のしたことを振り返るってとても大切なことで、この振り返りがあるからこそ「次はどうやったら良いのだろうか?」「こうしてみたいな?」などの考える「力」すなわち「思考力」が高まるのだと思います。
栄養士さんにからは、
「今回は、団子だけでなく三方(おだんごを乗せる台座)も子どもたちと作成しました。子どもたちは、耳たぶの固さでと話をしたのですが、柔らかくなりすぎてしまって粉を足すというハプニングにも見舞われました。でも、子どもたちが諦めず頑張って作る姿を見て成長を感じました。更に沸騰したお湯に団子を入れるところも子どもたちにやってもらったのですが、柔らかかった団子が湯に入ると固まる現象を目の前で体験することができ、子どもたちの知識を高めることにもつながったのでは?とも思いました。」
(見た目もきれいになるよう丸く大きい物を選んで飾ったそうです)
今回は、団子作りとお月見の様子を取材させていただきました。今年は、コロナにより「お月見集会」ができなかったので、園長先生が館内放送を利用して「お月見」についてのお話をしてくれました。子どもたちは園長先生のお話に耳を澄ませてじっと聞いてたのが印象的でした。先生方ありがとうございました!