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卒園制作について取材しました!
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2021.03.17
皆さんこんにちは!アソシエ採用広報担当です。
今年は開花がとても早かったですね!
3月は卒園の季節。
今回は、アソシエ都立大学保育園の卒園制作を取材しました!
都立大学保育園は2020年開園の保育園で、今年度は卒園児は1名です。
ひとりだからこそできる制作とはなにか?
卒園制作というと、卒園する子どもたちがお世話になった保育園に作品を残すというのが多いと思いますが、今年の都立大学保育園は卒園児1名。どのような作品を残すか?を卒園児と一緒に考えたそうです。
「1から壁面をつくろう!」「キラキラしたのを飾りたい!」「夜店を作りたい!」という話になり、先ずは設計図を描きました。その後、完成した設計図を2階の壁面に貼りだしたり、夜店ということで黒い画用紙にテープを沢山貼って夜を表現しました。他の子が午睡をしている時間を制作時間にあて、設計図をもとに教材庫へ行き、「何が必要か?」「どのように使うか?」を保育士と相談し合いながら用意し、ほとんど一人で作り上げたそうです。その様子を見て「何ができるのだろう…」と前を通る保護者も他クラスの子どもたちも楽しみにしていたとのことでした。
保育園全体が楽しめる卒園制作
一人で制作となると小規模のものなのかな?と思ったのですが、卒園制作が完成し、壁面全体を使った作品を見てその迫力に驚きました!
立体的に作られた一つ一つの作品は細部にまでこだわり丁寧に作られていて、保育士が細やかな希望を聞き出し、一人だからこその利点を最大限に生かした様子が見られました。自分の思い描いたものが上手く表現されると、その子自身の自己肯定感を高めるきっかけにもなると思います。実際に、飾られていた「ちょこばなな」「かきごおり」「アイスクリーム」は、手にとって触れるようになっていたのですが、朝登園する時に気持ちが落ち込んでいる子も、色鮮やかな作品に触れると気持ちが高まるようで、クラスにつくとニッコリ…。また、帰るときは「おいしそうだね」「こんどたべたいね」と親子で話をしながら帰る様子も見られました。手に触れて楽しめることで、みんなの心に残る卒園制作になったようです。
卒園児へのインタビュー
・作品を作るのは楽しかったですか?
「せんせいとふたりでなにをつくるかかんがえるのがたのしかった。くろいおおきなかみをはったんだけど、おおきすぎてたいへんだった!アイスクリームはぼくがすきなあじをつくったよ。みんながたのしんでくれたらいいな。」
・作品の中で何が一番大変でしたか?
「ちょこばななをわりばしにさすのがむずかしかった。わたあめをどうしたらふわふわさせられるのか?むずかしかった。」
・保育園で何が一番楽しかったですか?
「さんぽにいったりレゴをしたり、ぱんだくみやコアラくみのおともだちやせんせいたちといっしょにすごせたのがうれしかった。」
園長先生へのインタビュー
・今回の卒園制作を見てどのように感じましたか?
「卒園児が1名でどんな制作になるのか楽しみにしていました。設計図が貼り出され、段々と完成していくダイナミックな壁面に驚きましたし、園全体を巻き込んでみんなが楽しめるように工夫された演出にも感動しました!先日無事に卒園式を終えましたが、保護者様からも『1人に対してこんなに丁寧に温かい雰囲気の中、卒園式をしてもらってありがとうございます。』と言葉をかけていただき、とても嬉しかったです。」
(制作過程が写真で見てわかると作品の見方もまた変わりますね)
担任の先生の「子どもの自由な発想を大切にしたい!」という思いから子どもの思いに寄り添って進められた卒園制作。設計図を描いて、それを基に「一人で作り上げよう!」という目標を決め、そこに向けてやり遂げようとする姿が印象的でした。また、卒園児にインタビューした際に「みんながたのしんでくれたらいいなぁ…」という声を聞いて、保育士の先生方が普段の保育の中で、「子どもたちが楽しめること」を中心に考えているからこそ子どもからそのような声が聞けたのだろうと思いました。
アソシエ都立大学保育園の先生方、取材にご協力いただきありがとうございました!