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保育園でのSDGsの取り組みをご紹介します!
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2021.01.06
こんにちは!アソシエ採用広報担当です。
今回は、4歳児を中心にSDGsを取り組んでいる港区三光保育室での取り組みをご紹介します!子どもへおろすのはなかなか難しいSDGsですが、「地球:ゴミがない世界」と「人:人種差別をしない世の中」を目標に教えているそうです。
SDGsをどのように展開しているのか?
SDGsの専任がおり、毎月どのテーマを子どもに伝えていくかを相談をし決めるそうです。12月はSDGsの目標11番「陸の豊かさを守ろう」ということで、先ずは導入で「ちいさなおうち」の絵本の読み聞かせから。
家の周りの自然が壊され環境が変わっていくことを絵本の主人公「ちいさないえ」が悲しむ…という内容なのですが、先生が絵本を読み終え、感想を聞くと、「じぶんのすんでいるまちがこわされるのやだ…」と話す子が多くいました。絵本から「家」「街」「住みやすさ」などの情報をインプットし、次はアウトプットの時間へ。
アウトプットからの展開
絵本を読み終えると、「自分だったらどんな家に住みたいか?」をテーマに自由画の時間が設けられました。自分たちが住みたい家を大きな紙に描いたのですが、絵本に出てきたような家を描いたり、「虹が見える家」「温泉がある家」など自分が好きなものを紙いっぱいに描き、中には、1枚では足らず何枚も描く姿も見られました。
絵に描くというアウトプットを終えると、先生から「自分たちの住んでいる街に「ゴミ」という物が落ちているが、何故『ゴミ』の絵を描いている人がいないのだろう?何故描かなのだろう?」を子どもたちに質問が…。すると、子どもたちは口々に「ゴミなんてきたないからかかないよね!」などの意見があがっていました。「ゴミが道端に落ちているとどんな気持ちになるか?」「みんなが住みやすい街とはどんな街か?」と更に質問をしてみると、「ゴミがないまちがいい!」「ちきゅうはよごしたくない!」などの意見が…。「ゴミが落ちていたとき、どうしたら良いかな?」と問いかけると子どもが自発的に「ゴミがおちていたらちゃんとひろいたい!」と話していました。
実際に街へ
どこにゴミは落ちているか?そんな質問を投げかけると「こうえんにおちていた!」という声を聞き、近所の公園へ。公園につくと、自分のミッションをきちんと理解しているのでしょう…公園の遊具に目もくれず、ゴミを探して拾っていました。空っぽだったゴミ袋がゴミでどんどん大きくなると、その達成感で嬉しそうな子どもたち。「もっと拾いたい!」という意欲を汲んでその後も3箇所の公園を回り、ゴミ拾いをしました。ゴミ袋がいっぱいになったので帰ることを伝えると、「かえりたくない!まだ拾いたい!」とゴミを拾うことに対して意欲的な子どもたち…。公園を出るギリギリまでゴミを拾い、袋に入れていました。
園に帰園し、子どもたちにゴミを拾うことがどうだったか?と聞くと
「わたしごみひろいたのしかった」
「なんかたからさがししているみたい!」
「こんどからごみはおちていたらひろう!」
とゴミに対しての関心と、街をきれいにしていこう!という意欲がこの活動を通して学べていた子どもたちでした。
今回SDGsを実行するにあたっての思いや考えを担当の先生に聞いてみました
「今回は、絵本を通して子どもたちに自分が住みたい理想な街を描いてもらいました。その後、自分たちが住んでいる環境(街にはゴミが落ちているなど)を子どもたちに伝え、本当に住みやすい街とはどのような街なのか?を聞いていきました。そのなかで、『ゴミ』という存在が街にあることを気づかせ、子どもたちがゴミ拾いをすることで住みやすいまちづくりに繋がることを体験を通して学び、ゴミを拾うことで地域に貢献をしたり色々な人との交流を学ぶきっかけになってくれたら…と思っています。また、今後はよりSDGsに関心をもたせ、子どもがSDGsの活動を自らすすんで行ってくれたり、SDGsを取り組んでいない保育園の子どもたちに『SDGsが何故社会に必要なことなのか?』を伝えられるような子どもになってもらいたいです。」
今回の活動を見て感じたのは、子どもたちにSDGsを教えていくだけでなく、実際に園外へ出てゴミ拾いを体験し「ゴミ」に対しての意識や、地域に住む一人の人間としての意識も高められる活動になっていること。1項目が終わるごとに賞状を渡しているそうなのですが、子どもたちは「これで4まいあつまった!」と目に見える評価にもとても喜んでいました。
三光保育室の皆様、ありがとうございました!