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ヒヤリハット研修を実施しました!
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2020.06.10
こんにちは!アソシエ採用広報です。
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除され、新しい生活様式を踏まえた日常が戻りつつある方が増えているのではないでしょうか。
期間中は全国の多くの保育園で休園や登園自粛が続いたかと思います。今回は、期間中にアソシエの保育士がどのような活動をしていたかについてレポートします◎
今回お話を伺ったのは港区第二青南保育室です。第二青南保育室では緊急事態宣言期間中の登園人数が大きく減少しました。
そんな中、保育士の先生たちは「この機会を活かして子どもたちのために何ができるか」を考え、3密を回避するため少人数のグループ分けをし、各グループでのヒヤリハット研修を行いました。
ヒヤリハットとは、日常の保育をしている中で事故や怪我には至らなかったけれど、その手前で「ヒヤリ」「ハッと」したことを、記述し、皆で話し合って改善していくことが前提となっています。
■研修の流れ
園舎内と園外を中心として一人ひとりが「危険」と感じた箇所を思い思い付箋に書いて「軽度・中度・重度」に分け、各グループでどうしてその危険箇所を「軽度・中度・重度」に振り分けたのかを説明し、改善するにはどうしたら良いのかを話し合う、という流れで行いました。
今回の研修は看護師の先生も参加し、看護師さんからは、ハインリッヒの法則についてお話がありました。ハインリッヒの法則とは、「1つの重大な事故の背景には、重大な事故に至らなかった29件の軽い事故が隠れていて、さらにその背景には300件の異常(ヒヤリハット)が隠れている。」ことを指します。
この「ハインリッヒの法則」を知らない職員も多かったようで、今回「ヒヤリハットを出せば出すほど事故が減ること」を学んだようです。
参加した保育士に、研修に参加してどのように感じたかをインタビューしてみました。
・研修に参加して気づいたことはありますか?
新人職員
「私は今年入社したばかりで、まだ何が危険で何が危険でないかがわからず、はじめは戸惑いました。私以外の先生は付箋を沢山書いていたので、私も見つけて書いたのですが、先輩方の意見を聞いて感じたのは、私が1しか見つけられないことを、先輩は10見つけていて、研修に参加しながら、今度は私もそこの場所に目をむけてみよう!って思い気づきに繋がるようになりました。」
保育経験3年目
「私は、主に園外を散策しました。花壇から出ている枝が普段から気にはなっていたけれど、今回参加して事例を聞いたときに、枝一つでも大きな事故につながることを知り『まさか!』が一番怖いことだと感じました。今回の経験を大切にして、これからは自分で積極的に動こうと思いました。」
保育経験10年目
「園全体を見ました。普段当たり前のように過ごしている場所にも実は危険があるのだと感じました。園外だと細心の注意をしますが、園舎内は、安全だろうと思い込んでいました。今回研修で注意して見回ってみると、危険かも?と思う箇所が思っていたよりも多く、気づくと30枚以上書いていました!これには自分が驚きました。新人の先生の見る場所は私が気づかないような場所も多く、私自身も勉強になりましたし、定期的に行い危険と感じた場所は早急に改善したいと思いました。」
皆さん研修に参加して様々な価値観や物の見方を学ぶことができたようです。
研修後、壁新聞として保護者の方向けに掲示された研修報告。
真剣な眼差しでみたりメモをとる保護者の方も多くいらっしゃり、自粛期間を活用して保育士が専門性を高める活動をしていることに関心をもっていただいているようでした。
第二青南保育室の皆様、ありがとうございました!