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不動児童館へ取材に行きました!
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2019.09.13
こんにちは!アソシエ広報です。
今回は、目黒にある【不動児童館】へ取材に行きました!
アソシエは、保育園や子育てひろばだけでなく、児童館や学童も運営しています。
不動児童館はこの4月に公設民営となり、目黒区から委託されてアソシエが運営している施設です。
開館時間は朝9時~夕方18時。1日の利用者数は日によって違いますが、多いときは約150名の来館があります。
児童館というと小学生がメインのイメージがありますが、小学生が学校に通う午前の時間帯は主に乳幼児の利用が多く、様々なイベントが開催されているようです。
また、対象は中学生・高校生も含んでおり、夏休みは中学生の利用も多かったそう。
今回お話を伺ったのは、不動児童館施設長のHさん。
・日々心がけていることはありますか?
「どの施設で働く先生方も同じだと思いますが、子どもの心に寄り添うことを心がけています。子どもが今何をしたいのか?そのしたいことに対して、どこまで私達が向き合うことができるのか?できなかった場合、どのように納得がいくように伝えることがベストか?を職員で話し合いをすることで、大人の勝手な判断で無碍に断るのではなく、『あなたたちが一番なんだよ』と子どもたち一人ひとりの人権を尊重するようにもしています。
また、児童館では『子ども会議』を行っています。これは、子どもたちに児童館に対しての『要望』を出してもらい、それに対して子ども同士で話し合うものです。職員はあくまでもファシリテーターで、子どもの思いを聞き出す役に徹しています。そこで上がった意見を元に、職員が再度話し合いをして検討します。もちろん、難しという判断になったときは、その理由も子どもたちに話していきます。」
・不動児童館はどのような職場ですか?
「開園してまだ1年経っていないのですが、職員同士のコミュニケーションはしっかり取れていると思います。公立時代の先生も引き続き働いていて、私がわからないことや困ったときにさり気なくフォローしていただくこともあります。経験値の高い先生ばかりなので、自分たちから『こんなことしたい!あんなことしたい!』と率先して動いてくれるのでとても助かります。」
・不動児童館をどのような場所にしていきたいですか?
「児童館という場所は、保育園と同じでそこにあり続ける場所です。ですから、『子どもたちがいつでも寄れる・なにかあったら相談もできる子どもたちの心の居場所』としてのコミュニテイでありたいと思っています。」
Hさんにインタビューを終えて、館内を案内していただいたのですが、地上2階建てに見える建物にはなんと地下もありました。地下には、木工・図工室があり、おじゃましてみたところ、子どもたちがのこぎりを使って木を切ったり、制作を楽しんでいました。『のこぎりを使う、木を切る』というのは、普段はなかなか体験できませんよね。こうした生きるために必要な知恵や工夫を体験を通して学べるのって凄いことだなぁ…と感じました。
教材も豊富にあり、子どもたちは、好きなものを自由に作ることができます。
1ヶ月であれば、取り置きもOKだとか。
隣りにある体育館では、小学5年生が真剣にボール遊びを楽しんでいました。同学年同士なので力加減が同程度で全力で楽しんでいる様子でした。もちろん、低学年の子も参加は可能ですが、そうなると同じ力加減での遊びは困難。そうした子どもたちの悩みにHさんは気づき、それぞれの学年限定の時間を設けて、一人ひとりが過ごしやすい空間づくりをしているとのことでした。
この日は、「子ども会議」にも参加しました。
子どもが館内放送で呼びかけて、体育館に集まり、館内の運営に大人と一緒に携わる。
自分が出した意見が認められることで、子どもたちはいきいきと発言し、嬉しそうな様子が見られました。きっと、この時間を大切にしている子どもたちも多いだろうなぁ。
誰かに「認めてもらう」体験は、幼児期だけではなく、どの年代でも大切なことです。
自分の意見が他者に認められることで、自分の存在を自分が認めることができ、「自己肯定感」を高めることにも繋がりますよね。会議に参加していた先生が、子どもたちの話を丁寧に聞く姿がとても印象的でした。
「子どもたちの意見が通らないときもある。しかし、人生の中で、全てにおいて意見が通ることって少ないですよね。『子どもだから』で、済ますのではなく、子どもだからこそ、きちんと向き合って納得がいくまで話をする。それが大切だと思うんです。子どもは、話せばわかります。子どもに理解や納得をして貰う前に大切なのは、意見を認めることなんですよね。」
そう最後に話していたたHさん。
お話を聞いていて、子どもの目線に立てているからこそ、子どもたちはHさんや職員に対して絶対的な安心感を持っているのだろうと感じました。
運動の記録が見える場所に掲示してあり、可視化をすることで、子どもたちにより興味関心をもたせるような工夫もしてありました。
はじめての児童館でしたが、働く中で保育園とはまったく違うスキルが高められるのではないか?と感じました。
不動児童館の皆様、お忙しい中ありがとうございました!