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あっぴぃ麻布 臨床心理士講座「受け止め方と叱り方」を取材しました!
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2019.08.02
こんにちは!アソシエ採用広報部です。
「乳幼児一時預かり」と「子育てひろば」の複合型施設「あっぴぃ」。アソシエでは4施設を運営しています。今回は、麻布十番駅7番出口から徒歩2分、麻布図書館の1階にある、「あっぴぃ麻布」にお邪魔しました!
当日は、午後から保護者向け子育て講座「受け止め方と叱り方」が開催されました。
講師はアソシエ社員の公認心理師・臨床心理士の資格を持つN先生。この日は11組の皆様にご参加いただきました!
はじめは、N先生が自らの子育ての経験で感じたことのお話。会場にいたお母さんたちに、「私も同じことで悩んできたんですよ。」と思いに寄り添うように話をしていました。お母さんたちも、先生の子育て論を聞きながら、大きくうなずいたり、先生の言葉をメモする姿が見られました。
子育ての中で思うようにいかないことはたくさんありますが、そこで必要以上に
「自分を責めない」
「心の表情を捉える」
ことが大切だと話していました。
私たちが携わっている保育の現場でも、学校で学んだことが現場ですぐに活かせるか?と言ったらそうではなく、思うように保育ができず落ち込んでしまうことも多くあります。しかし、この「責めない」を心に留めておけば、落ち込まず前向きに保育ができるかもしれない!と感じました。育児と保育って違うようで似ている部分もありますね。
今回は、対象の子どもが0歳〜2歳前後。この時期の子どもは、言葉ではなく「表現」で訴えることが多いので、保護者の方々もどうしたらいいのか困ったり悩んだりすることが多いようです。
乳幼児の発達段階を「理論的」に学び理解すると、「感情的」な気持ちを抑えることができるので、子ども・保護者双方に良い関係を保つことができるそうです。
次に、「共感的な理解」のお話。
乳児期の子どもの「自分がこうしたい」→「でもできない」→「落ち込む」→「泣く」。この一連の流れの中で、私達大人が、子どもの泣いている姿に「共感」する。これを繰り返していくと、子どもは一緒に理解してくれたことに対して安心感を得られるそうです。
ここで大切なのは、4つの柱です。
1.理解しようとする
2.(子どもが)伝える
3.(大人が)伝わっている
4.注意・指示
1〜3がきちんと備わっていなければ、4の「注意・指示」は、子どもに伝わらないそうです。すなわち、共感する中で、「信頼関係」を築くことが大切なのですね。同じところにいても、お互いの心の中を読むことはできませんが、行動から読み取る力をつける事はできます。
信頼関係を築くことにより、子どもに対して「ダメ!」という言葉がけが少なくなるということを今回の講座で学ばせていただきました。
講座後に、N先生とあっぴぃ麻布のIさんにインタビューをしました!先ずは、N先生から。
Q アソシエの施設を巡回していただいているかと思いますが、職員に対して何か心がけていることはありますか?
A 私が常に心掛けているのは、「正直・素直・率直」を念頭に全ての方と関わることですね。あとは、子どもや保護者の対応に悩む保育士に対して、「見立て・手立て」を一緒に検討・共有しています。ここで言う、「見立て」とは、感情的にならず、保育士が子どもや保護者の思いを受け止める力を身につけてもらえることを指します。
続いて、あっぴぃ麻布のIさんです。
Q あっぴい麻布を利用する方々に対してどのような思いで働いていますか?
A いつお越しいただいても「ホッ」とできる場にしたいと考えています。「子どもがたくさん遊べて嬉しかった。」とか、「ここでいろいろな悩みを共有できて心が軽くなった」といった、心の底から安心、安堵できるような環境をこれからも作っていきたいと考えています。土日も運営していますので、特に日曜日はお父さんとお子さんのみでの利用も多いです。その間お母さんは、子育てから離れてゆっくりと過ごせているかなぁ…。と想像して、そのお手伝いができていると思うと、本当に嬉しいですね。
Q 臨床心理士の先生が社内にいることについて、どのように感じていますか?
A 子育てに悩むお母さんに対して的確なアドバイスをしてくださるので、心強いです。私達も保育の専門職ではありますが、心理の専門ではないので、そうしたケアをしてくださることに安心感があります。保育士でも、新人は対応に困ったり迷ったりすることもありますが、そのようなときも、どうしていけばいいのか?を一緒に悩み、アドバイスをしてくれて、良い方向へ導いてくださることにも感謝しています。
地域の皆さんの憩いの場「あっぴぃ麻布」と、臨床心理士の講座についてご紹介しました。
N先生、あっぴい麻布の職員の皆さま、ありがとうございました!