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瀧川光浩先生の研修を取材しました!
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2019.07.30
こんにちは!アソシエ採用広報です。
今年度より開始した、大阪総合保育大学の瀧川先生が実施する「写真・ドキュメンテーションから読み取るワーク」がアソシエ柿の木坂保育園で開催されたので取材させていただきました!
まずはじめに、研修の目的確認です。今回の研修の目的は“保育の質の向上”。
特に、当社の理念にもある“子どもの心に寄り添う保育”を実践するためには、その時々の子どもの気持ちをどう読み取るか?子どもの遊んでいる姿を捉えて、遊びがさらに発展するために保育士がどのように関わり、環境をつくっていくか?という点について学ぶことを目的としています。
保育士は真剣な表情でメモを取っていました。
その後は、瀧川先生が実際に保育の現場に入って子どもたちの様子を撮影し、写真をもとに午後のワークが開催されました。
ワークのはじめは、各保育の場面の写真を並べて、写真を見ながら子どもの様子をキャッチアップするところから。
主担任はその子の成長過程をきちんと把握しているからか、一つ一つの行動や成長過程について他の職員に伝えていて、周りの職員にとってはその子の特性を改めて知る学びの場となっているようでした。
また、経験年数の長い職員は、普段からその様子を気にかけていること、子どものある程度の発達が理解できているため、経験から推測して話をする姿が見られました。
ここで瀧川先生が話していたのは、「子どもの遊び・活動の理解」の視点を高めていくことが大切だということ。
確かに、遊びは「研究」と言われていますが、夢中になっていなければ、ただの時間つぶしになってしまいます。遊びを通して子どもの成長を促していく私達にとって、このポイントは非常に重要になってくると感じました。
次に、イメージをしながら付箋を写真に貼っていくワークです。
若手の先生が懸命にイメージを浮かべながら考えている姿が印象的で、ここではさらに職員たちからの発言も増え、「先生の考え方いいね。」「へぇ〜そうなんだぁ。」など自分の保育観を語り合える場にもなっていました。
続いて、「養護と教育の視点」についてのお話があり、
最後は、遊びから見る「環境の再構築」について。
遊びは日々進化していて、同じ遊びが繰り返されることはほとんど無く、同じように見えても子ども自身がその遊びをアレンジして楽しんでいるそうです。ただ、全く変化もなく、毎回同じような物が置いてある環境では、遊びの中に限度があります。
そこに気づくのが私達保育士。
今日の子どもの遊びは充分だったのか?工夫が足りていたか?しっかり振り返り、子どもの姿を見て、日々変化をつけていく。子どもの遊びの反応を見ながら保育内容を変えていくことが大切で、子どもがやりたいことを考えて環境設定をしていくと、飽きることなく長い時間集中して遊ぶことができるそうです。
また、私たち保育士は「遊び方のモデル」となることも大切で、モデルを模倣しながら、子どもは遊びを習得するので、とにかく先ずは、保育士が子どもに遊び方を教え込む。そして支援していく。更に、遊びが発展するように、遊びに難易度をつけていくことも大切だそうです。
2時間という長い時間でしたが、ワークが中心だったので、あっという間でした!
普段何気なく行っている「遊び」ですが、子どもの能力を伸ばすのは、この「遊び」だとも言われています。
遊びから発見し、人間関係を深め、豊かな心を育てていく。これからも、保育者同士が子どもの成長を振り返り、学び、子どもの成長の共通理解へとつなげていけたらと思います。
瀧川先生ありがとうございました!
アソシエでは、「保育士としてさらに学び、成長し続けたい」という想いをお持ちの方を応援し、様々な研修を実施しています。興味をお持ちいただけましたら、是非お気軽にエントリーしてください!お待ちしています♪