5歳児クラスの子どもたちと一緒に行った、
赤紫蘇（あかじそ）を使った楽しい実験遊びの様子をご紹介します！

ある日、保育者が赤紫蘇と大葉(青紫蘇) を持ってきて
「これで実験してみない？」と提案すると、子どもたちの目はキラキラ！
「面白そう！」「やってみたい☆彡」と大盛り上がりです。

まずは葉っぱの観察タイム。
赤紫蘇と大葉をじっくり見比べて、
「色が全然違うね」「こっちは赤いけど、こっちは緑だ」という
気づきがありました。
匂いをかいでみると、「これ、ゆかりの匂いがする！」と大発見。
そして大葉の香りには「あ、お刺身についてるやつだ！」と、
食べ物との関連にも気づいていましたよ。
子どもたちの鋭い嗅覚には、いつもながら驚かされます。

次に、赤紫蘇の葉をちぎったり、洗ったりする準備を行いました。

葉っぱをちぎる作業にも真剣そのもの。
洗う作業も丁寧に行い、みんなの集中力が光っていました。

そして、いよいよ赤紫蘇を煮出す工程へ！
「ぐつぐつ煮るとどうなるかな？」と火を使った本格的な実験に突入。
煮出したばかりの赤紫蘇の煮汁は茶色っぽく、やや怪しい色。
「うぇ、変な匂い！」「いや、いい匂いじゃん！」と、
みんなそれぞれの感想を共有していました。
赤紫蘇の葉っぱが煮られて大葉と同じ緑色になってしまう様子にも、
興味津々で、子どもたちには新鮮な発見だったようです。

いよいよ実験のクライマックスです！
保育者が取り出したのは、謎の液体（酢とレモン汁）と魔法の粉（クエン酸）です。
酢とレモン汁の香りを嗅ぎ分け、
「これは酢！」「こっちはレモン汁だ！」と、すぐに見破られてしまいました。
クエン酸について説明すると、
「あ、それスポーツドリンクに入ってるやつだ！」と知っている子もいて、
みんなの知識に感心です。

それぞれの液体や粉を赤紫蘇の煮汁に加えると…
魔法のように色がパッと鮮やかなピンク色に変わり、
子どもたちは「すごーい！」「きれいな色になった！」と大興奮。
いつもの保育室が実験室のようになり、
教室中が歓声でいっぱいになりました。

実験後には、保育者と少し考察の時間を持ちました。
赤紫蘇に含まれるアントシアニンという色素が、
酸性の液体（酢やレモン汁、クエン酸）を加えることで
色が変わるという、ちょっとした科学の話も楽しそうに聞いてくれました。
酢・レモン汁・クエン酸の共通点から、
子どもたちも「酸っぱいものを入れると色が変わるんだ！」と理解したようでした。

その日の給食のデザートはグレープフルーツ。
「これも酸っぱいから色が変わるんじゃない？」と、
あるお友だちがひらめきました。
さっそく、調理の先生にお願いして
グレープフルーツを少し分けてもらい、
翌日、その果汁で試してみることに。
結果は…クエン酸ほど鮮やかではないものの、
ほんのり明るいピンク色に変化！
「やっぱり変わった！」と、新たな発見にみんな大喜びでした。

五感をフルに使ったこの実験遊びを通して、
子どもたちは色や匂い、変化を楽しみながら、
自然の不思議や科学の面白さを肌で感じることができました。
これからも、こうした驚きと楽しさを感じられる活動を通じて、
子どもたちが「なぜ？」「どうして？」と興味を持ち、
自分たちで考え、発見する場を大切にしていきたいと思います。

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今後も随時ブログをアップさせていただきます。
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