【幼児〜低学年向け】縄跳びの後ろ跳びが上手になるコツ&練習法
スポーツ
2025.05.22

皆さん、こんにちは!
アソシエ・アカデミーの遠藤です。
今回は縄跳びについて。普段の運動あそびやこれからの時期だと運動会に向けて練習をする機会も増えてくると思いますが、『後ろ跳びってどうしたら上達しますか?!』といった質問を受けました。
縄跳びの「後ろ跳び」は、前跳びとは感覚が違って難しく感じる方が多い技です。でも、段階を追って練習すれば、誰でも上達することができると思います。
今回は、特に幼児〜低学年の縄跳び初心者におすすめする後ろ跳び上達のコツと練習方法をいくつか紹介してみたいと思います。(体操技能クラス講師:信澤(のぶさわ)先生監修)
《練習1》片手回しでロープの動きを覚えよう
〇練習法:「片手回し」

まずはロープを片手で持って後ろに回す練習をします。右手→左手と片方ずつ回すことで、ロープの動きに慣れていきます。
〇練習法:「先生と一緒に練習」

先生と一緒に1本のロープを片方ずつ持って回す練習もとても効果的です。先生がタイミングを合わせてくれるので、感覚をつかみやすくなります。
★ポイント
- 手首で小さく後ろに回す(できるだけ肩を大きく使わない)
- 右手・左手どちらもバランスよく練習する
- ロープの回る「音」や「風が来る感覚」にも注目してみよう
《練習2》ジャンプのタイミングを覚えよう
良くある失敗が「縄を回すと同時にジャンプ」してしまうことがあります。ロープが足元に来た瞬間にジャンプすることが大切なので、後ろ跳びでは視覚よりも「このくらいのタイミングで跳ぶ」といった感覚が頼りになります。
〇練習法:「ロープを回す」+跨ぐ・ジャンプ

- ロープを後ろから前に回して足に「カツン」と当てるだけの練習を繰り返してみる
- ロープが足元に当たったら、歩いて縄を跨ぐ
- 慣れてきたら、次はロープが足元に当たってから、ジャンプで縄を跳んでみる
- ロープが当たったら、すぐにジャンプする
★ポイント
- 最初はジャンプなしでロープを足に当てるだけでもOKです
- 先生が横で「1.2のジャンプ!」「せーのっ、ジャンプ!」など声を掛けてタイミングを体で覚えていくのもおすすめです。
《練習3》良い姿勢とリズム良く跳ぶことを覚えよう
後ろ跳びでは、跳んだ後にしゃがんでしまったり、お尻をついてしまったりする子がいます。ジャンプは小さく、リズム良く跳ぶことが大切。跳びすぎると体のバランスが崩れてしまいますので、一定のリズムで跳ぶことを意識しましょう。
★良い姿勢を作るコツ

- 背中を丸めすぎない
- 顔は正面、足元を見すぎない
- 両足はそろえて、膝を伸ばす
- 踵はつかず、つま先(母指球のあたり)で軽く跳ぶ
《練習4》後ろ跳びを1回跳ぶ
片手回しやタイミング練習ができたら、縄を回す→足元に縄が来たら跳ぶ!の一連の動きを通して、まずは1回跳べた!となるように練習を進めていきましょう。縄を回して跳んだ後に、手を前に伸ばすように意識すると跳びやすくなる子もいますよ。そこから少しずつ回数を増やしていけたらいいですね。

《おすすめの練習メニュー》(1日5〜10分)
- 片手回し×10回ずつ(左右) ※先生と一緒に回してもOK
- ロープ当て→歩いて跨ぐ×10回
- ロープ当て→ジャンプのタイミング練習×10回
- 後ろ跳び1回成功を目指して練習
- できたら2回、3回と目標を増やしていく
《まとめ》
後ろ跳びが上達するためのポイント「手の動き」「跳ぶタイミング」「姿勢」の3つを抑えて、練習してみましょう。上達スピードには個人差があるのが当然ですので、焦らず、ステップを踏んで練習を楽しんでくださいね!