【小学校受験】 レッスンの様子
2025.07.30

こんにちは!
アソシエ・アカデミー都立大の信澤です。
小学校受験向けの体操クラスを担当しております。
今回は、受験体操クラスのレッスンの様子をご紹介します!
記事を読んでいただき、アソシエの受験体操クラスについて理解していただけると嬉しいです。
レッスン内容や指導の様子、子どもたちに伝えていることを細かく記載しておりますので、小学受験を検討されている方や受験の運動分野でお困りの方は、ぜひご覧ください。
【レッスン1】
挨拶、自己紹介、口頭試問の練習
※口頭試問とは、面接官がお子様に対して、質問を行う口述の試験のことです。


レッスンの初めに、礼儀指導として挨拶と自己紹介を行っています。
声の大きさや所作、姿勢など一人ひとり細かく見ていきます。
口頭試問では、毎回答えてもらう内容を変えています。
「お昼ごはんに食べてもの」「何時に起きたか」「好きな動物」など日常に関する質問をする日もあれば、「将来どんなお仕事をやってみたい」「どんな小学生になりたいか」など未来のビジョンについて話してもらう日もあります。
【質問の内容を毎回変えている意味について】
理由は、自分の考えを言葉で伝える力を育んでほしいからです。試験に合格するために、自己表現の高さや人前で話すスキルは必要ですが、小学校入学以降も自分の考えを言葉にできることは生きるうえでとても大切です。アソシエでは、そういった生きるうえで必要な非認知能力の部分も育てていければと思って指導をしています。
【レッスン2】
準備体操、片足バランス(体幹強化の練習)

挨拶の後は、準備体操です。
模倣する力を高めてほしいので、毎回子どもの前で講師がお手本を見せながら実施します。
この日は、「屈伸、伸脚」をメインに練習をしましたが、講師とリズムがずれていたので、何度も反復練習をして正しい速さを体で理解できるように取り組みました。
できなかった部分は基本的にその日に修正して、できるようになってもらうという部分もアソシエの受験体操の強みです。
次に、体幹トレーニング!
今回は、片足バランスの練習です。

バランスなどの技は、子どもたち一人ひとりつまづいている部分が異なっているため、技術的な助言も個々によって変えて指導しています。
【レッスン3】
種目練習
今回はボール突き!

ボール突きの練習では、言葉でのアドバイスだけでは上達が難しいので、補助を行い指導しています。実際に正しい動きを体感することで、技術の習得が早くなるので、種目によって言葉での指導と補助を行う指導に使い分けています。
【レッスン4】
指示行動、サーキットの練習


毎回のレッスンで指示を聞きとること。暗記した内容をアウトプットする時間を設けています。
サーキットや指示行動は1回練習しただけでは、なかなか良いパフォーマンスに繋がってきません。たくさんの経験を積むことで、動作の引き出しも増え、緊張せずに人前で堂々と動くことができるようになってきます。
【指示行動やサーキット指導で大切にしていること】
一般的に指示行動やサーキットなどの指導では、多くの指導者が「しっかり暗記しよう」「話をよく聞いて」などと言った抽象的なアドバイスを行うことがほとんどです。
ですが、アソシエのサーキット指導は、慣れるまでの間は、言葉にだして暗記するよう取り組んでいます。
なぜ、言葉にするのか?
言葉に出すことで、その子がどんな覚え方をしているのか。いくつまで指示を覚えきれているのかが把握できるからです。
特に重要なのは、覚え方です。インプットする時に、ほとんどの子どもがお話しベースで内容を覚えようとします。ですが、指示量が増えてくると、次第に覚えきれる容量がパンクしてしまいます。覚えることができなくなると「私はサーキットが苦手なんだ」と言った負の感情をもってしまい、上達の機会がなくなってしまいます。
慣れてくると多くの情報を覚えきれる子どももいますが、暗記が苦手な子どもは、以下のように短い言葉を箇条書きのように覚えることを勧めています。
1.スタートの合図が鳴ったら走る
2.リンググーパージャンプ
3.ゴム段 グー跳び
4.平均台渡る
5.黄色の線まで走る
6.体育座り
※中には、お話ベースで覚えることの方が得意な子どももいるので、個々の様子を見極め保護者様と相談したうえで指導しています。
【最後に】
私自身、たくさん子どもたちを教えてきましたが、「自信がない」「苦手意識を持っている」といった子たちを多く見てきました。
そういった子どものほとんどが、講師に委縮してしまい、本来の持てる力がでだせないといった悩みを抱えています。
アソシエでは、できないことを指摘することは一切ありません。できるようになるまで一緒に練習し、向き合い続けます。結果だけを見て褒めるのではなく、努力の過程を認め、褒める。一人ひとりを受け入れ温かい雰囲気で指導することも大切にしています。
志望校合格だけにベクトルを向けるのではでなく、子どもの今後の人格形成の部分も育んでいきたいと考え日々レッスンを行っています。
長くなりましたが、記事を読んでいただきアソシエの受験体操クラスの雰囲気を理解していただければ幸いです。