【スポーツ】運動あそびが子どもにとって大切というお話。

スポーツ

2025.04.21

【スポーツ】運動あそびが子どもにとって大切というお話。

皆さん、こんにちは。アソシエ・アカデミー都立大スポーツを担当している遠藤です。

今年度の運動あそびクラスも活動がスタートし、新たなメンバーも加わってより一層楽しい時間を過ごしています。

今回は改めて「運動あそびクラス」のことや、どうして幼児期に運動あそびが大切なのかについてblogを書いていきたいと思います。普段より細かく書いてありますので、長い文章ですが是非ご覧ください。

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運動あそびクラスは、年中児から小学1年生を対象としており、各クラス8名が定員のクラスです。

「運動あそび」では実際にどんな内容を行なっているかというと

・体育科目全般(マット、鉄棒、跳び箱、縄跳びなど)

・かけっこ遊び

・鬼ごっこ

・スポーツゲーム(サッカー、ポートボール、ドッジボールなど)

・バルシューレ(ドイツ発祥のボールあそびプログラムです)

・チームビルディングアクティビティ 

など、豊富な運動プログラムが充実しています。

皆さんも幼児期こそ「色々な運動経験が大切」「運動習慣が大切」「あそびが大切」といった話を聞いたことがあるかと思います。

「あそび」とは自発的に行うものです。誰かに「やりなさいよ」と言われて頑張るものではありません。運動あそびクラスでは、豊富な運動あそびを子ども自らの意思で楽しめるように成長することを目指していくクラスです。

また色々な運動経験をすることは大切ですが、それには遊び方のコツと環境が必要だと思っています。最近の子どもたちは、運動機会や運動時間が減っていることもありますが、運動経験や体験学習の種類が少ないとも言われています。「同じ遊び方しか知らない」「やったことのない遊びには抵抗がある」「早い段階で専門競技を始めてしまう」といった感じです。

アカデミーの運動あそびクラスでは、とにかくレッスンの展開が早いです。もちろん講師の特徴や指導法によって導き方は違ったりもしますが、基本は60分のレッスン中に10種類以上は違った内容が盛り込まれ進んでいきます。なぜこんなに内容が多いかというと、子どもたちの様子や成長度合いを見て、1つの運動メニューからどんどん違った形に変わっていくからです。例えば、「鬼ごっこ」だと1種類だけを楽しむのではなく、新しい要素を足したり条件を変えたりしながら2種類、3種類と楽しめるようにしています。子どもにとっては次から次へと新しい刺激が入ってきますので飽きずに楽しめますし、運動量も多いため結果的に体力面も伸びていきます。

運動あそびがどのようにして広がっていくのかを経験している子は、色々な遊び方を覚えていきますし、自分で遊び方を生み出せるようにもなると感じています。アイディアや遊びの引き出しが多い子は、お友だちグループの中で自然とリーダーシップを発揮する機会も増えるでしょう。そうして、運動が日々の習慣となり、身体を動かすことやお友だちとコミュニケーションを取ることも好きになっていくことが理想ですね。

また、アカデミーの運動あそびクラスには、様々な目的を持った子どもたちが参加していますので、他のお友だちから学んだり、違った価値観に触れたりすることもできます。その時に子どもたちの変化や小さなチャレンジを見逃さず、しっかりと成長に繋げられるようにするため少人数での丁寧な指導を大切にしています。

こう考えてみると、幼児期の運動は「運動が得意になること」が目的の全てにはなりませんね。ある子にとっては、人の話を聞いたりルールを覚えたりすることかもしれませんし、ある子にとっては苦手を克服して自信をつけることかもしれません。勉強に繋がる集中力を養うこともいいかもしれませんね。

子どもたちが運動あそびクラスでの活動を通して、身体も心も健やかな成長に繋がってくれたら嬉しいです。

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